生け花
炎天下、神社境内木陰の静寂をみつけ、ひと休み。ベンチに腰掛け足元に視線を落とすと、なかなかの景色。花が生けてありました。
文字はありませんが詩のようです
スティーヴ・マックィーン@岐阜
長住町(岐阜市)のホテルリソル岐阜に泊まった翌朝、近所の金町7丁目を散歩していたら繁盛しているオートバイショップが。その壁にピンナップされていたスティーヴ・マックィーン(Steve McQueen)と目が合いました。色褪せ具合がいいですね。
シェリル・クロウ(Sheryl Crow)2002年のヒット曲〝Steve McQueen〟イントロのギターが聴こえそうです
蛍光灯のシャンデリア
大阪市営地下鉄は今年4月の事業譲渡により〝大阪メトロ〟となったとのこと。久しぶりに御堂筋線で天王寺駅に降りたら、学生としてここらへんをうろうろしてい40年近く前と、様子がそれほど変わっていません。この駅には実にいろいろな思い出があり、しばし蛍光灯のシャンデリアを見詰めてしまいました。
大学卒業後の1980年代半ば、発売されたばかりの世界初のオートフォーカス一眼レフ、ミノルタα7000を入れたバッグが網棚から無くなっていることに気がついたのもこの駅でした。カメラは徳間書店の二輪雑誌編集部が購入し、卸したばかりの備品。しかも松屋町筋のバイク街を取材した最後のフジクロームも入ったままで、呆然。その33年前の呆然も、この蛍光灯のシャンデリアは見ていたはずです
天国へのリフト
蔵王(宮城県刈田郡蔵王町)に入っても灼熱で、楽しみにしていた遠刈田温泉 神の湯のひとっ風呂も、とてもそんな気になりません。そこで涼を求め、お釜、と呼ばれる火口湖を目指すことに。刈田リフトのチケットを買って乗り場に行けば、上の現在の気温は18℃との但し書き。
小さな椅子に身を任せゆらゆらと登れば、カッコウが鳴き、高原を渡る風は清涼で、ああゴクラク極楽。なんだか景色も色も昭和なかんじで(しかもフジクロームっぽい)、静かに静かに始まる〝天国への階段〟冒頭のアルペジオが聴こえてきそうです。もし1970年にジミー・ペイジ(Jimmy Page)とロバート・プラント(Robert Plant)が、いま時分このリフトに乗っていたなら〝天国への階段〟ではなく〝天国へのリフト〟になってたかも
2017-2018 FIM世界耐久選手権 最終戦”コカ・コーラ”鈴鹿8耐
昨日(7月29日)、BS12 トゥエルビで鈴鹿8時間耐久レースを生中継すると知り、お昼前のスタートから見始めたら、目が離せなくなりました。自分がはじめて8耐に行ったのは……とカウントすれば、なんと38年前のことでした。1980年代の終わり頃からは、2輪専門誌の編集者として速報本を出すため毎夏、鈴鹿へ。周回を重ねるマシンをTVで見ていたら、ドロドロのダイヤモンド風呂とか、デグナーカーブへの炎天下トレッキングとか、レース前夜、予選でコケたマシンを貫徹で直すピット風景を夜明けの光で撮ろうと朦朧と居眠りしつつ待機したこととか、ふとした瞬間フラッシュバッグし、ツラくなりました。
写真はいまも本棚にある'81年(左)、'82年(中)、'83年(右)の8耐公式プログラム。'81年と'82年がカパカパになっているのは、雨に降られたから。すごくわかりやすい