あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

再会できてうれしいよ

大阪の地下鉄南森町駅で、行き先表示が『天下茶屋』になっている阪急電車が滑り込んで来たときは「シュールだなぁ」と感銘を受けました。1980年代はじめの4年間を大阪府下で過ごし、その後離れて久しい我が身にとって、久しぶりの大阪は驚くこと多々です。…

よくみよう

沖縄本島北部、山原(やんばる)をドライブしていて見かけたメッセージ。たぶん交通標語だと思うのですが、書体といいフレーミングといい素晴らしい。もはや作品、書ですね。持ち帰りたくなり写真を撮りました。 残念ながらヤンバルクイナには会えませんでし…

間もなく春漁解禁の紅か白か

今年、2020年の桜えび春漁解禁は4月5日だそうです。桜えび漁は春漁、秋漁の年2回と定められていて、最近はそれでも不漁が続いています。この桜えび、由比港漁協(静岡市清水区)他、駿河湾を漁場とする静岡の特産品。静岡育ちの自分も小さい頃から食べていま…

羽生の強盗

コンビニの入口付近は情報過多で、掲げられたメッセージをひとつひとつ読むことはまずありません、その日出先で、クルマを入口近くのパーキングスペースに頭から入れました。エンジンを切りドアを開ける際、何かが引っかかりました。 「羽生の強盗全部捕まっ…

ド・ラン橋を越えたら

『地獄の黙示録』(Apocalypse Now 1979 米)をIMAX上映すると聞き、観てきました。写真は劇場入口で手渡された記念A4ファイルです。自分が最初に観たのは40年前の春、あべの橋の映画館でした。大阪の大学に入り藤井寺に部屋を借り、初めて大阪で観た映画が…

カッポレとキャロル

近所で沖縄そばが食べたくなったら、鶴見(神奈川県横浜市鶴見区)のうちなーすば〝ヤージ小(ぐわー)〟に寄ります。すばはもちろん美味しいのですが、それ以外にも〝ヤージ小〟の名物がふたつ。ひとつは店内にあるカッポレ(ヒラアジ)の魚拓で126cm、27…

サンカクマートでみれん弁当

那覇空港からのフライト前には、何はなくとも空港内売店、サンカクマートに寄り弁当を買います。未練がましく、それを帰ってから食べるためです。写真は最近気に入っている『タコライス(うちなー風)』。タコライス、というだけでも強く惹かれるのに(うち…

雪とフランシス・マクドーマンド

クルマで雪原を行き思い出すのは1996年の米映画『ファーゴ(Fargo)』です。臨月の警察署長を演じたフランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)がとても良かった。岩手県滝沢市の郊外ですが、静寂の中いまにも大きなお腹の彼女が向こうから歩いてきて…

フォードvsフェラーリ 観戦記

映画『フォードvsフェラーリ』を観ました。爆音を浴びつつ1960年代のサルテサーキットを、ドライバーとなり疾走できたのは(しかもコーラを飲みつつノーリスクで!)得がたい体験でした。ケン・マイルズ役のクリスチャン・ベールの怪演も見事でした。つい…

しみじみ系

岩手県盛岡市の神子田(みこだ)朝市、区画番号A-10にある市場食堂のラーメンです。雪が積もった早朝に訪ねれば、裸眼ですら湯気で視界が曇りそう。このラーメンのしみじみ感は日本有数、たぶんTop 10圏内です。 家系とか二郎系、がんこ系とか、今やラーメン…

西部劇、ここに果てる

久里浜(くりはま:神奈川県横須賀市)ペリー公園にあるペリー上陸記念碑の裏側です。記念碑除幕はペリー来航48年後の1901年(明治34年)7月のこと。表面の碑文は伊藤博文の筆。写真のように裏面には英文があり、その書体は西部劇映画のタイトル風でした。 …

極寒の機首銃手に比べれば

呉(広島県呉市)の大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)に展示されていた89式飛行艇の1/24スケールモデルです。昭和4年(1929年)から開発が始まった全金属製の胴体と、金属製フレームに羽布張の主翼を持つモデルで17機が作られたそうです。上海事変や日…

京急バスはイケている

散歩帰りに鎌倉のマクドナルドでコーヒーを。小町通り入口近くの駅前店は1階に調理場とレジカウンター、客席があり、3階にも客席があります。ちなみに2階は喫茶室ルノアール鎌倉駅前店。3階でイートインするためには、1階のレジカウターで受け取ったトレイ…

ところてんを一本、二本と

相模灘を左手に国道135号線を南下、熱海、伊東、熱川、稲取を経て伊豆今井浜東急ホテル手前を海に向かって鋭角左折した先に舟戸の番屋はあります。ここの海に向かって開けた露天風呂が好きで、時々訪ねます。この前の台風の波風で男風呂と女風呂を仕切る衝立…

バスと旅情

旅先で初めてのバスに乗るのはちょっと難しい。前のドアから乗るのか、まん中のドアから乗るのか、バスが来てみないと分かりません。だいたい料金が前払いか、後払いか、Suicaが使えるかどうかもわかりません。乗ったら運転手さんに降りる停留所名を告げ運賃…

「帰れー!」「帰れー!」

自分が大学生だった頃は単に『あべの橋』という駅名だった大阪阿部野橋駅から、近鉄南大阪線の急行 河内長野行きに乗車。乗ってすぐ、この中吊り広告に強く惹かれました。シブイなあ。あべのアポロシアターというのも懐かしい。学生時代、たびたびオールナイ…

花籠とHONDA スーパーカブ70 Custom。

安芸の小京都と呼ばれる竹原市(広島県)の町並み保存地区を歩いていたら、可憐に花を活けた竹の花籠が。10月に国立劇場小劇場で開催された『きん枝改メ 四代 桂小文枝襲名披露公演』で聞いた月亭八方の落語「竹の水仙」を思い出しました。格子にピタリとキ…

JAL904便 58Kの憂鬱

その日、那覇空港の23番ゲートを定刻通り11時20分に離れた羽田行きJAL904便は、快晴の滑走路を離陸後一直線に北に向かい高度を上げて行きました。500席を擁するボーイング777-300の機内はほぼ満席。58Kという最後尾右端窓際のシートを得た自分の目は、眼下の…

しらすとフレンチトーストと、安芸小富士

朝起きて窓のカーテンを開けブラインドを上げたら、富士山? ……そこは広島からそんなはずは無く、スマホで調べると広島湾に浮かぶ似島(にのしま)の頂でした。宇品から似島汽船のフェリーに乗れば20分、450円で渡れるとのこと。安芸の小富士とも呼ばれるそ…

玄海育ち!

一週間ほど前、昼前に東名高速道路を下っていたら走行車線に延々、警察の人員輸送車が連なっていました。即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀警備のため全国各地から派遣された警察官が一斉に帰路についてたのだと思われます。皆一様にカーテンを閉ざし、…

螺旋階段と、鮨カウンターと。

チェックインが早めに済んだので展望デッキにあがり、離発着を眺めていたら滑走路の向こう、国際線ターミナルに懐かしい機影が。羽田空港ではもう見ることは無いと思い込んでいたジャンボ(Boeing 747)です。ルフトハンザ(Lufthansa)ではまだ運航していた…

超立体じゅーしー

ゆいレール(沖縄県那覇市の那覇空港駅と浦添市のてだこ浦西駅を結ぶ沖縄都市モノレール線)を安里駅で降りると、スーパーマーケット『りうぼう』の駐車場入り口に『屋台そば駅前店』はあります。24時間営業の沖縄すば店。屋号はなかむら屋、だそうです。栄…

みっひー in 英勝寺

カブで走っていたら鎌倉唯一の尼寺、英勝寺の総門が開いていました。彼岸花満開をうたう特別拝観だそうです。境内に入り本堂脇で視線を感じて振り返ると、この木でした。一帯が屋敷跡と伝わる、太田道灌でしょうか? 顔面の無慈悲な裂け目が西原理恵子さんの…

メヒコ・タコスでエンバナーダーを

カリフォルニアに着いたらイン アンド アウト バーガー(In-N-Out Burger)より、パンダエキスプレス(Panda Express)より、まずタコベル(Taco Bell)を探す自分としては、沖縄のタコスにも強く惹かれます。写真は宜野湾市新城の『メヒコ・タコス』でいた…

迷彩のハイ ヌーン

午前11時50分、鳥羽港を出港した伊勢湾フェリーは55分後、定刻通りに伊良湖港に到着。そこから太平洋を右手に国道42号線を浜松方面に向けて走り出しすぐに、燃料タンクがほぼ空なことを思い出しました。6kmほど走ったところにJAの伊良湖SSがあったので給油…

危険なぽっぽや

この夏、オートバイで北海道を走っていたときのこと。帯広から狩勝峠を越え、南富良野町に入り、国道38号線が右直角に曲がる手前に『← 鉄道員 ロケ地』の案内が。ちょっと休みたかったので、寄りました。映画で使った幌舞駅(本当は幾寅駅)が残っています。…

夏が終わる

今日、9月1日で逗子海岸の海の家は営業を終えます。海水浴場も、ライフセーバーの常駐も、今日限りです。 写真は昨日、8月31日宵の逗子海岸。結構な人出でした。9月に入り、海の家が撤収されるとちょっと寂しくなります。まあ、それがデフォルトなので、すぐ…

盛夏晴天の空の下

盛夏晴天の空の下をオートバイで走っていて信号で止められたとき、一瞬の涼を求め無意識に日陰を探します。街路樹の、これくらいの陰でもうれしい。木漏れ日といった曖昧さは無く、光と影がデジタル的なハイコントラスト。焼けた路面に葉の陰が叩きつけられ…

あおい荒野ランチ

国道13号線を奥羽本線に沿って北上、秋田に入り湯沢を過ぎたあたりで正午に。それにしても暑い。熱風が容赦なく全身に当り、サウナのアトラクション(ロウリュとかアウフグースとか言われるアレです)のよう。右手に道の駅十文字があったのでオートバイをと…

ひろさき犬

自分はねぷた、ねぶたに関しては「ラッセーラー!」よりも断然「やぁーや どぉ!」派で、つまり弘前ねぷたが好み。今年も観てきました。 写真は弘前中央食品市場の奥にあったプチねぷたです。ああ、奈良美智はここの出身だったな、と思い出しました。あおも…