路上の確信犯
これは2007年9月24日のロンドン、ウエストミンスターのエリザベス・ストリートです。歩きつつふと見れば、ロールスロイスが三重連で道端に。なんだか三越本店のライオン像を思い出してしまいました。
手前2台はコーニッシュ、奥のボディカラーとほとんど同色のレザートップを纏った1台はシルバーシャドウでしょうか。この駐めっぷりは、確信犯ですね。その3台目あたりの建物壁面にブループラークがあり、1967年に亡くなるまで女優、ヴィヴィアン・リーが住んでいたことを教えてくれています。フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンは、地下ガレージ通用口から頻繁に出入りしていたので、このロールスロイス達は、ヒストリックルート66、セリグマンに路駐している古き佳きアメリカ車的ミッションを帯びていたのかもしれません。もしくはこの辺では路駐の方がエラい、とか。余談ですが、三越のライオンはトラファルガー広場のそれが本家だそうです。そのトラファルガー広場はこのR-R路駐エリアからバッキンガム宮殿前を横切り、徒歩約30分の距離。ロンドン中心部らしい、いい散歩ルートです。