あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう

逃げる機関車の物語です。作者はバージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton)。20代の彼女が、長男アーリスのために描いたそうです。中に新幹線っぽい車両もでてくるのですがアメリカで刊行されたのは1937年、昭和でいえば十二年とつい最近知り驚きました。子ども心にアメリカの新幹線と思ったのは、1930年代の最先端スタイルであるストリームライン(流線型)をまとったディーゼル列車だったみたいです。CHOO CHOOの日本語版「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」の刊行は1961年8月のこと。訳はかの村岡花子さん、版元は福音館書店です。
 乗り物好き、ひいては旅好きになった原点が、このページです。子どもなりに、逃げるちゅうちゅうの孤独に強くひかれました。人生は「ちゅうちゅう しゅっしゅっしゅ!」ですね。

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