スランテッド ドア

サンフランシスコのベイエリア、オーガニックフードのマーケットとしても知られるフェリーターミナルにベトナム料理の人気店、スランテッド ドア（Slanted Door）はあります。エグゼクティブ シェフのチャールズさん（Charles Phan）は腕利きで、店内に設けられた150席は常に予約客で埋まりがちです。
　写真は海老、ポーク、もやしの入ったベトナム風クレープ、$13。たまご焼きではなくクレープなのは、彼の母親が、かつて植民地時代を生きフランス語を流暢に話し、家庭料理もフレンチベトナミーズだったから。実に美味でした。帰りにキッチンをのぞかせてもらってたら、コンロ前に立つのは皆アジア系ベテランの女性（大ベテラン、レジェンド含む）ばかりで、ああ美味しいはずだ、と合点がいきました。また是非食べたい一皿です。余談ですが、ここを紹介してくれた美人コーディネーターは白いボディのアルファロメオ スパイダー ヴェローチェに乗っていて、それがサンフランシスコの坂道を駆け上がって行く様は文句なしに｢かっけぇー｣でした。ショートヘアの黒髪（彼女は兵庫県生まれの日本人）が、いかにもアルファらしいビブラートの効いた排気音の高まりのなか風に揺れるのは、景色でした。