ウルティマツーレ

フィンランドエアーでヘルシンキに行ったとき、それまで何度か目にして、その度にいいな、と思っていたグラスが、機内サービスで出てきました。ヘルシンキに着き、ホテルそばのイッタラ（iittala）ショップに入ったら、そのグラスが並んでいました。タピオ・ヴィルカラ（Tapio Wirkkala）というデザイナーによる、ウルティマツーレ（Ultima Thule）というライン、とのこと。なんとも神秘的かつ有機的なフォルムで、1968年の発表以来、高い人気を得ているそうです。
　さっそくいくつか購入。その夜うれしくて、なぜかホテルのバスタブの中に置き撮影。たぶん酔っていたのでしょう。バスタブに置いた真意はもはや、何人たりとも判りません。持ち帰り愛用していたのですが、割れやすいのが難点で、ひとつ欠け、ふたつ欠け、とうとうすべて無くなりました。残念。今年はそのタピオ・ヴィルカラさんの生誕100周年にあたるそうです。またあのイッタラショップに行きたいなあ。