あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

古川町橋 行者橋 阿闍梨橋 たぬき橋、一本橋

京都で、鴨川を背に祇園を散策。古門前通は東大路通にぶつかります。そこが知恩院前の交差点。そのまま、知恩院に向かって東大路通を横切るとと、すぐに川というか疎水に。それは祇園を流れる白川の上流で、柳並木も涼しげです。上流に向かって川沿いを歩いて行くと三条通地下鉄東西線 東山駅近くに出ます。写真はその途中、白川にかかる古川町橋。行者橋、阿闍梨橋、たぬき橋等の別称もありますが、最もとおりがいいのは単純な「一本橋」のようです。
 この橋を見るたび、さすが京都!と、唸らされます。一見、たまたま昔から残っている風情ある石の橋、ですが、なかなかどうして、今や日本全国どこに行っても街中にこんな橋、まずありません。大抵、安全担保の名目でまず欄干か手すりをつけ、やがてはありきたりの橋に架け替えられてしまいます。橋は幅67cm、長さ12m。水量、川幅、高さともに絶妙のバランスです。勇気を出して渡ってみれば、左右二枚の石板の両端がやや高く、中心がほんの少し凹んでいるので、見た目より安心感あり。時折自転車が何の躊躇も無く渡っていくことも納得できました。こういう橋をさり気なくなく残し、日々人々がさり気なく渡っている京都って、スゴくないですか?

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