ポルトガル海上帝国の残り香を
滑走路に向かって移動中、窓から見えたTAP ポルトガル航空。今はもうモダンなペイントになってしまいましたが、ちょっと前までこんなかんじでした。TAPとは Transportes Aéreos Portuguesesの略で、国営のナショナル フラッグ キャリアです。日本では見ませんが、アフリカやブラジルでは割とよく見かけます。その度にああそうか、ここも植民地だったんだ、と合点がいき、ポルトガル海上帝国の残り香を嗅いだ気になります。
あと、見る度に新鮮なのが、エアー インディア機。窓ひとつひとつに、釣鐘型の飾り窓をペイントしているのがたまりません。世界中で異彩を放つあの緻密な強引さに、いつも自分の胸はざわつきます