あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

具象 vs. 抽象

長野県、ビーナスラインのパーキングエリアにあった案内板です。たしか三ヶ峰駐車場とか、三峰茶屋とかと呼ばれていました。そこは八島ヶ原湿原から美ヶ原高原に行く途中、秋晴れの日には車山、蓼科山八ヶ岳はもちろん、美ヶ原高原、浅間山まで望める展望スポット。それを鳥瞰図風にまとめた看板ですが、風雪による抽象化が進み、具象であることをあきらめつつあります。茶屋ですら11月下旬から翌年のGWまで閉鎖されるくらいの、冬の厳しさを無言で物語っています。
 プラモデルとかの汚し加工のことをウェザリング(weathering)といいますが、語源は地質等に見られる風化作用。これこそまさに真のウェザリング。微量のコンテンポラリーアートも入ってます。あいちトリエンナーレ長者町エリアとかにフィットしそうです。まったくの余談ですが、年月による抽象化が進み、具象であることをあきらめつつある人、も、ときどきいますよね

f:id:takimasashi:20151003095655j:plain