日曜日の午後
お台場の潮風公園(東京都品川区)を歩いていたら、子どもたちに愛されている彫刻が。銘をみればグラフィックアートやトリックアートで有名な福田繁雄の作品でした。タイトルは「潮風公園島の日曜の午後」。そのタイトルを見て、一瞬にして約50年前にフラッシュバック! 静岡市生まれの自分の家の近所に、静活会館という映画館があり、その正面壁面にタイルで大きくグランド・ジャット島の日曜日の午後 (Un demanche après-midi á l'île de la Grande Jatte)が描かれていたのです。新印象派とされる19世紀のフランスの画家、ジョルジュ・スーラ(Georges Seurat)は点描の大家でもあります。先にタイル画で親しんだ自分は後年、実物のレプリカを見て「ああ、静活会館! しかもあんまり変わらない」と驚きました。
それにしても、子どもに愛されているアートはいいですね。一瞬50年前に旅できた「日曜日の午後」でした