あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

さようならカマキン エピソード2

昨日に続きまた、なんとなくカマキン(神奈川県立近代美術館 鎌倉)に足を向けてしまいました。二階から、一階彫刻室のパティオを見ると、イサム・ノグチ作「こけし」の左に、二対の足跡が。はて? このこけし、1951年の作とされていて、それはイサム・ノグチ山口淑子李香蘭)と結婚し、北大路魯山人が北鎌倉に構えた星岡窯の離れに滞在していた頃。星岡窯はカマキンから歩いて行ける距離にありました。作品の傍らに立つ、仲睦まじいふたりの足型でしょうか?
 一階に降りたら、判りました。1955年11月8日に来館したル・コルビュジェと坂倉準三の足跡とのこと。東京上野にある国立西洋美術館(1959年竣工)設計のため、来日したコルビュジェを、坂倉が案内したようです。当時の写真から、二人が立った場所を割り出し、足型をマーキング。イサム・ノグチ作品の傍らに、コルビュジェと坂倉準三。すごくゴージャスです。そんなアドレスを閉めてしまうとは、控えめに言っても、ほとほと気が知れません

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