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瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

夏の家

夏にスウェーデンを旅したときのこと。写真はストックホルムに次ぐスウェーデン第二の都市、ヨーテボリ(Göteborg)から北へ160kmほど行った海辺のリゾート、スモーゲン(Smögens)の一角です。ユトランド半島スカンジナビア半島を分かつスガゲラク(Skagerrak)海峡をのぞむエリアで、ボートと夏を過ごすための小さな家が並んでいました。聞けばスウェーデン人世帯の約2割が、夏の家を所有しているとのこと。そのうえ、法的に「キャンプの自由」が保障されていて基本、禁止エリアは存在しないのだそうです。
 こういったリゾートのほか旅の途中、荒野にぽつんと一軒だけある夏の家を何度も見ました。電話ボックスよりちょっと大きく、納屋よりちょっと小さい、文字通りの小屋。孤独のモニュメントのような佇まいは、清らかなスウェーデンの夏にとてもよく合う景色でした

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