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瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

将軍の名はアルナージ

ドイツ北西部のヴォルフスブルク (Wolfsburg,Land Niedersachsen)はフォルクスワーゲン(Volkswagen)の企業城下町。というかVW生産のため、1938年に竣工した計画都市です。現在もVW本社と工場が置かれ、自動車の(そしてなによりVWの)テーマパーク、アウトシュタット(AUTOSTADT:独語で“自動車の街”の意)があることでも有名。アウトシュタットの傍らには、ザ・リッツ・カールトン ヴォルフスブルク( The Ritz-Carlton, Wolfsburg)もあります。独国内にザ・リッツ・カールトンがあるのは、ベルリンとここヴォルフスブルクのみ。たとえて言うなら、愛知県豊田市に〝パークハイアット toyota〟がある感じ、でしょうか。
 写真は2003年に撮影した、そのエントランス。もうベントレー(Bentley)はVW傘下に入っていましたが、リムジンはアルナージ(Arnage )を継続販売。そのエンジンは、確かBMWのV8にコスワースツインターボの組み合わせだったはず。自動車業界再編過渡期というか、Carブランディングの世は戦国時代だったのですね。将軍のようなアルナージの向こう、家臣のようにVW各モデルが控えていました

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