あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

カフカのオートバイ


12年振りに公開となったシリーズ三作目の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(BRIDGET JONES'S BABY 2016 米・英)。前回のブログでも触れましたが、その第一作『ブリジット・ジョーンズの日記』(Bridget Jones's Diary 2001 米・英)を観たときに、おや? と思った話をひとつ。ブリジット(レニー・ゼルウィガー Renee Zellweger)が勤務する出版社で新刊出版パーティをすることになり、彼女がMC担当に。その際の新刊本のタイトルがKAFKA'S MOTOR BIKEで、会場入口にはなぜかKAWASAKI Z1000がディスプレーされていました。KAWASAKIの〝K〟と、Franz Kafkaの〝K〟が共通していますが、カフカが実際にライディングを楽しんだのは1901年から5年間の大学在籍時だったとのこと。オートバイの黎明期で、なぜ1970年代リリースのZ1000が、KAFKA'S MOTOR BIKEなのかわかりません。
 それにもまして、おや? と思ったのは、その750cc版のKAWASAKI Z750Dに、自分はかつて乗っていたからです。このバイク、中型自動二輪免許を限定解除して初めての愛車だったので、うれしくて日本国中走り回りました。でもなぜか写真がほとんど残っていません。ちょっと人生反抗期というか、斜に構えているというか、そういう時期だったようですね。それでも探したら、1枚出てきました。その1枚はちょっと元カノのポートレートっぽく、色々思い出しては、うれしくもあり、ほろ苦くもあり……

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