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あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

犬の微笑み

ツーリング先で思いのほか気温が上がり昼食後、猛烈に眠くなりました。これは危ない、と道を外れバイクを降り、ジャケットを脱ぎブーツから足を抜いて、ごろんと横に。ジリジリと日に焼けるのを感じながらウトウトしはじめたら、何かが傍らに来る気配。寝返りを打ったら、犬と目があいました。というか、犬に微笑みかけられました。とても眠かったのでそのまま再び、草を枕に。目覚めたら日は少し傾き、日差しもやや色づいた感が。枕元には犬がまだいて、静かに腹を波打たせています。その時起きて撮った写真です。
 写真はプリントのみ手元にあり、いつどこで撮ったのかが思い出せません。デジタルと違って、手がかり無しです。春だったのか、秋だったのか。阿蘇か、朝霧高原か、信州か。その後、犬とはどう別れたのか。エンジニアブーツを履いて、ノートン コマンド(Norton Commando 750)に乗っていた頃だから、自分は30代前半だろうと推測できるのみ。ですが、あのときの犬の笑みと、呼吸によって静かに波打っていた腹、傾き始めた日差しの色は、はっきりと思い出せます

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