「おお!」から「ほぅ」へ
都心をクルマで走っているとトヨタ MIRAI(ミライ)やホンダ CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)といった燃料電池車とすれ違うことがあります。霞が関周辺や、青山通りでよく会いますね。昨年のリリース直後は「おお!」と思いましたが、今は「ほぅ」程度に慣れてしまいました。
写真は14年ほど前に、フランス、リヴィエラ海岸のリゾート、フレジュス (Fréjus)の旧飛行場で公開された、GMの燃料電池車ハイ・ワイヤー(Hy-Wire)です。その際、GM研究開発・企画担当副社長、ラリー・バーンズ(Larry D. Burns)氏は「2010年から'20年が燃料電池車の普及期になるでしょう」と予言。……まずまず的中したようです。ハイ・ワイヤーは、1/1ラジコンカーの中からプロポ(無線コントローラー)で操縦するような〝未来のクルマ〟でした。余談ですがこのボディ、ベルトーネ(Carrozzeria Bertone)仕立てだそうです。当時シトロエンZXに乗っていたので、それがちょっとうれしかったこと、この写真を見ていて思い出しました