あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

TRIUMPH BONNEVILLE BOBBER BLACKの大脱走

もし街頭インタビューでマイクを向けられ「何世代ですか?」と問われたら、自分は〝大脱走世代〟と答えると思う。人間形成は、ほぼ映画『大脱走』(The Great Escape 米 1963)によって成された。映画館で観た記憶は無く、小学生の自分はテレビで繰り返し観たのみ。ビデオもレコーダーも無かった頃、なぜ繰り返し観たかといえば盆暮れ正月ごと、本当に何度も繰り返し放映したからだ。前編・後編に分け週を跨いで放映したりしていた。お気に入りのシーンは、スティーブ・マックイーン(Steve McQueen)演じる米国航空兵、ヒルツがドイツ兵から奪ったトライアンフ TR6 トロフィー(笑)で国境の有刺鉄線を越えようとジャンプする場面。過去の視聴からその後捕まると判っていても、小学生の自分は「ひょっとして、今度は逃げきれるんじゃ?」と毎回固唾を飲みました。だからトライアンフは、自分にとって特別なブランドです。
 と、そんなひいき目を差し引いても、TRIUMPH BONNEVILLE BOBBER BLACKは素晴らしく良くまとまっていました。エンジンが極上。ピックアップ良好で、鼓動はあれど振動はそれほどでも無く、音もいい。ホースバッグでもレーシーでもない、いかにもブリティッシュスポーツなライディングポジションも乗りやすさに一役買っていて、あまり二輪車では感じたことのない〝高級感〟すら宿しています。ああ、このマシンがあったらヒルツも国境を飛び越え、逃げ切れただろうな、とジーンとしてしまいました。オプションでもいいから、シート下にグローブとボールのセットとかがあるといい。何のことか判らない方は、是非『大脱走』を観てください

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