天国へのリフト
蔵王(宮城県刈田郡蔵王町)に入っても灼熱で、楽しみにしていた遠刈田温泉 神の湯のひとっ風呂も、とてもそんな気になりません。そこで涼を求め、お釜、と呼ばれる火口湖を目指すことに。刈田リフトのチケットを買って乗り場に行けば、上の現在の気温は18℃との但し書き。
小さな椅子に身を任せゆらゆらと登れば、カッコウが鳴き、高原を渡る風は清涼で、ああゴクラク極楽。なんだか景色も色も昭和なかんじで(しかもフジクロームっぽい)、静かに静かに始まる〝天国への階段〟冒頭のアルペジオが聴こえてきそうです。もし1970年にジミー・ペイジ(Jimmy Page)とロバート・プラント(Robert Plant)が、いま時分このリフトに乗っていたなら〝天国への階段〟ではなく〝天国へのリフト〟になってたかも