あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

なつかしいくりはら田園鉄道

 宮城県登米市石越駅栗原市の細倉マインパーク前駅までの25.7kmを結んでいたくりはら田園鉄道線。細倉鉱山からの銀や鉛の運び出しや、炭鉱労働者の通勤の足として活躍しましたが、1986年の細倉鉱山閉山により経営が悪化。'95年には設備の老朽化を受け電化を廃し、気動車ディーゼルカー)運行に切り替え起死回生をはかりましたが経営は立て直せず、2007年に廃線となりました。かつて本社と車両基地があり、くりはら田園鉄道の拠点となっていた若柳駅は今も残っています。あたりは鉄道公園で、そこには『くりでんミュージアム』もあります。
 写真左の車輌は、電鉄時代に活躍したM153形。1955年から40年間働き、今は若柳駅ホームにつけてもらったひさしの下で静養中です。2枚窓のフロントフェイスと昭和的流線型を醸す塗り分けがいいですね。単眼のヘッドライトから、幕のようなカーブを描く紺のアクセントにより小顔効果もバツグン。乗ったことはないけど、なつかしい

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