あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

オスカーとキャデラック

 映画『グリーン ブック』が第91回アカデミー賞作品賞に。慶事ですね。自分的にはアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA ローマ』もオシだったのですが〝OSCARS 2019: GREEN BOOK WINS BEST PICTURE〟の速報もうれしかった。それにしても『ROMA ローマ』をもうNetflix (ネットフリックス) で観られるとは。驚きつつ、これも慶事です。舞台は政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコ。とあるシーンでちゃんと道端に510ブルーバード ワゴンが駐められていました。日産(DATSUN)は1966年からメキシコのクエルナバカ工場でブルーバードの生産を始めており、510ブルも作っていて大衆車として人気に。名画『ガルシアの首 Bring Me the Head of Alfredo Garcia 米 1974)でウォーレン・オーツが終盤、メキシコで借りたレンタカーも510 ブルーバードでした。
 さて話を『グリーン ブック』に戻せば、同時にオスカーを獲ったマハーシャラ・アリ(Mahershala Ali)同様の名演だったのが1962 キャデラック ドゥヴィル(Cadillac Sedan DeVille)。これに近い年式のキャデラックをどこかでみたなあ、と改めて手元の写真を調べたら石川県小松市の日本自動車博物館でした。写真は同館2Fの〝威容を誇る車たちの広場〟に展示されている1960 キャデラック フリートウッド リムジン(Cadillac Fleetwood Limousine)です。テールフィンから凄いオーラを放っていました

f:id:takimasashi:20190228085428j:plain