あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

JAL904便 58Kの憂鬱

 その日、那覇空港の23番ゲートを定刻通り11時20分に離れた羽田行きJAL904便は、快晴の滑走路を離陸後一直線に北に向かい高度を上げて行きました。500席を擁するボーイング777-300の機内はほぼ満席。58Kという最後尾右端窓際のシートを得た自分の目は、眼下の景色に釘付けです。ああ、伊江島が見えてきました。その向こうには沖縄美ら海水族館のある本部や備瀬崎、瀬底島も。さらには本島北部の山原(やんばる)も見えますね。こんなにスカッと見渡せることはなかなかありません。
 沖縄からの機上では景色が美しければ美しいほど「ああもう帰るんだ」と悲しくなります。あと数時間で羽田です。それは現実世界へのフライトでもあります。自分的には那覇空港へはいつもソフトランディング(軟着陸)で、羽田はハードランディング(硬着陸)。バイバイ沖縄、またすぐ行くからサ

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