あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

「帰れー!」「帰れー!」

 自分が大学生だった頃は単に『あべの橋』という駅名だった大阪阿部野橋駅から、近鉄南大阪線の急行 河内長野行きに乗車。乗ってすぐ、この中吊り広告に強く惹かれました。シブイなあ。あべのアポロシアターというのも懐かしい。学生時代、たびたびオールナイト興行に行った映画館です。当時オールナイトでは上映前後に特集された監督や脚本家のトークセッションがあったりして、それが東京からの登壇だとパイプ椅子に着座するやいなや「帰れー!」「帰れー!」と客席からコール。それでも動ぜず淡々と話す、ということがよくありました。上映前など、まだ作品も観ていないのに東京から来(やがっ)たというだけで「帰れー!」「帰れー!」だから、まあ独特です。登壇者同士もよく喧嘩してました。

 それでも柳町光男監督とかは慣れたものでした。この二色刷りにはそんな記憶もプリントされている気がします。帰りに寄ってみようかな、観るなら『ジョーカー』かな

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