あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

フォードvsフェラーリ 観戦記

 映画『フォードvsフェラーリ』を観ました。爆音を浴びつつ1960年代のサルテサーキットを、ドライバーとなり疾走できたのは(しかもコーラを飲みつつノーリスクで!)得がたい体験でした。ケン・マイルズ役のクリスチャン・ベールの怪演も見事でした。つい最近までサーキットにああいうヤカラ、確かに居ましたね。だからマット・デイモンの、あの一本調子には言及しないでおきます。特に'66 ルマン フィニッシュ後の、緩慢で冗長なラストシーンは、彼がクリスチャン・ベールの演じっぷりに嫉妬し撮って付けさせたのではないか? などという妄想もここに書くに留めたいと思います。マイルズ夫人を演じた、カトリーナ・バルフがいしのようこ似なのも実に良かった。
 写真は映画館入場時に手渡された記念ファイル。帰ってから本棚にあった『ル・マン24時間レースの伝統・その記録』(奥山俊昭 神田重巳 著 昭和44年 美智出版刊)の1966年のページを開き、置いてみました。自分的にはモノクロ情報だったレースが、鮮明な動画で音や振動まで体感できたのが何よりの収穫。だからキャロル・シェルビーを演じた俳優については……。いま観たいのは、何といっても『ホンダ(宗一郎) vs ロータス(Colin Chapman)』です。是非

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