あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

それ、お茶請けだから。

 梅雨の合間のカラッとした青空に、行きたくなるのは北海道です。オートバイで新潟港まで行き,昼の12時発の新日本海フェリーに乗れば、翌朝4時30分には小樽港着。いま時分の小樽の日の出は午前4時前ですから、夜明けとともに北海道ツーリングを始められます。寄りたいのは(二軒とも以前ここに書きましたが)小樽市の『青塚食堂』と白老町の『民宿 500マイル』。
 写真は以前『民宿 500マイル』を訪ねた際、通された部屋の座卓にあった蟹皿です。ラップがかかっていたので夕食用の食材が置いてあるのだと思い眺めていたら、宿帳を持ってきた女将さんが「あ? お客さんうち初めて?」と笑顔に。初めてですと告白すると「それ、お茶請けだから、食べて」と、衝撃のお告げ。解凍した毛蟹でしたが、ものが違うし浜茹でなのでしょう、美味でした。いかにも北海道の働き者といった、男もの黒鼻緒の下駄が似合う女将さんでした。それにしても部屋に通され初手のお茶請けが毛蟹というのには、虚を突かれました。ゴングが鳴るのはいつ頃かな?とリラックスしていて、モロにパンチを受けた気がしました

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