宇和島運輸フェリー
ツーリング中、バイクの傍らでフェリーの着岸を待つのはいいものです。荷物を積み直し、オートバイを固定していた縄を解き車止めを外し、ヘルメットをかぶりグローブをはめ、エンジンをかけます。暗い甲板には構造体である竜骨が連続していて、その造形は鯨の体内を思わせます。やがて口が開き、オートバイで飛び出すのだから、クジラの王様、モンストロから吐き出されるピノキオのよう。
愛媛県の八幡浜から乗った宇和島運輸フェリーが、大分県の別府港に着岸しようとしていました。この航路、130年の歴史があり昨年(2014年)6月には新造船「あかつき丸」(2565トン)が就航。HPには、車輌甲板に設けた電気自動車用充電モジュールなどの最新設備や、格調高いインテリアなど、新造船の特徴が①~⑩で紹介されています。その⑧は「かねてからご要望の多かったうどんコーナーを設けました」でした。そうか、四国と九州を結んでいるのだから、うどん、大事ですね。