あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

2017-01-01から1年間の記事一覧

鯉 vs. カモメ

小田原城のお堀にはたくさんの鯉と、比較的凶暴なカモメが、鴨のふりををして浮かんでいます。仲はあまり好いとはいえません。小田原城は海が近く、最も相模灘至近の角、三の丸小学校前交差点から海へはわずか350m、徒歩5分です。 鯉にエサを投げたら、カモ…

イタリアに向かう途中、スイスのどこか

長い長いドライブをやっと終えた深夜、日付けが変わってから宿につき、ルームキーを受け取り部屋へ。荷も解かずに、ちょっと横になったベッドでそのまま熟睡。翌朝、窓のカーテンを開け、驚きました。スイスからイタリアに向かう途中のどこかです。 そこには…

電車が「黄泉行き」だったとは……

夕方乗った江ノ電が「黄泉行き」でした。江ノ電によると、現世と黄泉国の間に鎌倉駅があるそうです。見えない線路が鎌倉駅の先に伸びている感じでしょうか。自分的には前々から、極楽寺駅の前後あたりが怪しいと。現世と黄泉国を繋ぐポイントは、あのあたり…

ブルーノ タウト&はろうきてぃだるま弁当

高崎駅の売店に、はろうきてぃだるま弁当がありました。だるまといえば、高崎市郊外の少林山達磨寺。毎年1月6、7日に開催されるだるま市は有名です。そのだるまをモチーフとして人気となっただるま弁当のスピンオフが、はろうきてぃだるま弁当です。 少林山…

ここはひとつ『不動モータース』に

石川県内を走っていて「えっ!」と思い、クルマを路肩に。歩いて戻ったらやはり看板には『不動モータース』とあります。不動さんという方が興した自動車整備工場、なのでしょうか。 狩場から16号バイパスを東名高速 横浜町田ICに向かう途中、左手に『切詰自…

おおRZ!バランバンバンバッ

クルマを運転していて視界の左隅の何かに、強く呼び止められました。え? と思ってよくよくみればRZ250じゃないか! 37年前の8月5日に新車で買った、思い出のオートバイです。クルマを駐めて見に行けば、ショーウインドウに入っていたそのマシンのサイドカバ…

メリークリスマス!ガタンゴトン

昔の寝台特急は、客車を牽引する機関車がヘッドマークを掲げていて「富士」とか「出雲」とか「はやぶさ」とか、じつにカッコ良かった。写真は信越本線横川駅の先にある、碓氷峠鉄道文化むら。そのなかで動態保存されている碓氷峠専用電気機関車 EF63です。ヘ…

こんにゃくフライ

まだまだ知らないことがあるものだなあ、と改めて思い知らされました。静岡市清水区を流れる興津川の上流にある、清水森林公園やすらぎの森のなかの売店で見つけました。こんにゃくのフライです。8ヶ 200円です。なんの但し書きもなく、地元の農産物やお菓子…

Chevrolet Camaro Desert Runner

国道134号線を三浦半島の先の方、地名で言えば三崎方面へ向かっていたとき、葉山の長者ヶ崎を過ぎ、佐島入口を過ぎた先、大楠山入口交差点でこのクルマを見かけました。Chevroletカマロ ベースのワンオフモデル『デザート ランナー』だそうです。ベースとな…

総論イマイチ

本日をもって、ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」が終わります。今回の出展作品ベスト3は、横浜美術館にあった『僕らは鼻歌で待機する』風間サチコ、同じく『まるで胸に穴が開いたような、僕の知っている街、東京の夕暮れ』ミスター(写真…

Cadillac Fleetwood Brougham!

1982年モデルのキャデラック フリートウッド ブロアム(Cadillac Fleetwood Brougham)にあったボンネット マスコットです。現行モデルにはない月桂樹飾りと、クラウン的な7ポイントまでトップに配した、堂々たるもの。 モデル名にあるフリートウッドは、190…

356!

十日ほど前の週末、長野に向けて上信越道を下っていたら、ポルシェ356を何台か見かけました。生憎の雨でしたが、活き活き走り去る姿は眼福です。どうやら長野県下でインターメカニカのオーナー ミーティングがあった模様。 そして昨日、開幕した東京モーター…

スクガラスは、スク硝子?

スクガラス豆腐です。〝スク〟はアイゴの稚魚、〝ガラス〟は塩漬けのこと。もう三十年ほど前、那覇ではじめて見かけた時は、硝子瓶にあまりに綺麗にスクが詰められていてたので、スク硝子なのか? 民芸的な土産もの? と勘違いしました。 夏の味がします。秋…

中尊寺にて

関山 中尊寺(岩手県西磐井郡平泉町)を歩いていたら、弁財天堂と阿弥陀堂の間の細い路地の向こうに、気になる朱いものが。弁財天堂の池を左手に歩み寄ると、ダットラ(Datsun truck)の消防車でした。中尊寺特設消防隊とあります。1970年代の終わりにデビュ…

ウミネコとペタシ

いつものように材木座海岸を散歩していたら波打ち際の向こう、鯔(ぼら)でしょうかぴょんぴょん魚が飛んでいて、朝日をキラキラ跳ね返しています。それに心惹かれたのかウミネコがやってきて、波打ち際のこちらに着水。どうしたものか、と思案しているよう…

ヘルメットを脱いで

二輪免許取得は1970年代後半で、当時すで最高速規制が40km/hを超える道路ではヘルメットの着用が義務化されていました。免許を取ったら停学、バイクに乗ったら退学というむさ苦しい高校に通っていた身としては、この規制は顔バレ対策にむしろ好都合。でもあ…

人類の孤独ざる盛り

夕暮れ時にショッピングモールを歩いていて何か視線めいたものを感じ、ふと見ればそこにあった食品サンプルのひとつが自分の目を捉えて離しません。空腹ではなかったので反応したのは食欲では無く、自分のなかの別の何か。 宇宙規模的な、2017年の孤独がそこ…

鎌倉の鈴虫

鈴虫寺といえば京都 妙得山 華厳寺が有名ですが、自分にとっては北鎌倉 円覚寺です。北鎌倉駅あたり、横須賀線は円覚寺境内を横切っていて今時分の夜は、北鎌倉駅に着き電車のドアが開くと、驚くべき音圧の虫の音。ほろ酔いでうたた寝などしていると、目が覚…

O MO TE NA SHI

自分が最初に朝食のご飯を部屋ごとに炊き分けているのを取材したのは湯河原温泉の石葉(せきよう)という旅館でした。前夜にお客さんから言われた朝食の開始時間にあわせ、それぞれのご飯をいくつものカセットガスコンロに載せた釜で炊きあげていました。火…

ぱんちょうの華さん(仮名)

豚丼の名店『ぱんちょう』は帯広駅(北海道帯広市)前にあります。豚丼のグレードが高い方から華、梅、竹、松となっているのは、店の創業者、阿部秀司さんの愛妻の名が梅だったから。松竹梅とはけしからん、梅が一番上等だろう、ということですね、いい話で…

ボストン夕景

外国滞在中、ああここは日本ではないのだなぁ、と実感するのはどんなときですか? 自分は海辺の景色を見たときです。本来、自由への玄関であるはずの海辺が、日本はいまいち息苦しい。 写真は米東海岸、ボストン(Boston, Massachusetts, USA)の夕景。ヨッ…

くっちゃんのゆきだるま

羊蹄(ようてい)国道と呼ばれる国道5号線を、倶知安(くっちゃん:北海道虻田郡)から余市に向け走り出してすぐ。右手で、ゆきだるまが微笑んでいました。『農産物直売所くっちゃんマルシェ』の屋根の上です。真ん中のお子さんの、楽しげな体の傾きがたまり…

圏外への旅

フェリーの旅はいいものです。乗船して移動しているのだから、旅の只中なのに、のんびりと過ごせます。あの、とりあえず圏外だし何もすることないし感は、海上を行くフェリーならでは。写真はスオーナダ(周防灘)フェリー乗船中に撮りました。島も海も和風…

エニワン エルス

キャデラックCTSのメーターは12.3インチのクラスターパネル。スピードメーターの右側はカラー液晶のDIC(ドライバーインフォメーションセンター)とのこと。自分のiPhoneをApple CarPlayにコネクトさせ、音楽を聴きながら試乗していたら、曲が変わる度、DICの…

夜明けのμ

夏のツーリングは、蝉が鳴き始めるまでが勝負。早朝は道は空いているし、涼しいし。テント泊では夜明けの気配とともにテントを畳んで出発します。 1987年のヒットに『夜明けのミュー』(小泉今日子)という曲があります。自分はこれを『夜明けのμ』だと三十…

船、家、クルマ、鉄球、戦車、水槽、牛乳。

北海道を走っていると、すれ違うトラック、トレーラーがバリエーションに富んでいます。首都圏においてメジャーなアルミパネルタイプは、むしろマイナー。実にいろいろなものが半ばむき出しで荷台に。建機、動物、藁、丸太、船、家、クルマ、鉄球、戦車、水…

神戸走馬燈タワー

神戸ポートタワーです。先日行ったら、周辺のメリケンパーク内に、スターバックス コーヒー(神戸メリケンパーク店)が出来ていました。105席を擁していて、3割強がテラス席。朝8時開店だそうです。ちょっとうらやましいロケーションです。近くの神戸海洋博…

ウオーターメロン マン

国道134号線の三浦海岸交差点(神奈川県三浦市)のハンバーガーショップの二階客席から外を眺めていたら、西瓜を載せた軽トラックが通り過ぎました。このあたり、三浦スイカの産地であり、今は収穫只中です。ハービー ハンコック(Herbie Hancock)のウオー…

野朝顔の生け垣仕立て、妖怪百目風。

三浦海岸に向かう途中、須軽谷(すがるや:神奈川県横須賀市)にノアサガオ(野朝顔)の生け垣がありました。宿根アサガオ、琉球アサガオ、西表アサガオ、ケープタウンアサガオとも称されるこの朝顔、繁殖力が強いようで、よく見るようになりました。つる性…

ポンピドゥーにて

十年ほど前の夏、パリのポンピドゥーセンター(Centre Georges-Pompidou)の広場で馬頭琴の演奏をしていました。ホーミーも披露してくれました。欧州からすると日本は海外ですが、モンゴルは地続き。馬頭琴の重奏により、広場に馬の大群が駆け回った(ように…