あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

下関グランドホテル 919号室にて

フロントでクラークからキーを受け取り、気になり瞬間見つめたのですが笑顔でスルーされたので、忘れていました。その後夕食に出かけようと探していて、また目が合いました。やっとわかりました。君はフクだったのか! 下関では名物であるふぐのことを、敬意…

憧れの南洋航路、クルーズフェリー飛龍21

石垣島で見た有明産業のクルーズフェリー飛龍21です。2008年まで、名古屋~大阪~那覇~平良(宮古島)~石垣~基隆・高雄(台湾)を結ぶ航路を行き来していました。その後マルエーフェリーに引き取られ、船名はそのまま、東京(有明埠頭)~那覇新港、1743k…

一泊二食付のキャンプ場にて

秋田県の田沢湖近くのキャンプ場で一夜を過ごし、朝を迎えました。一泊二食付プランが珍しく、頼んでみたら夕食は鶏ベースのきりたんぽ鍋。食べきれなかったので、朝起きて、また暖めなおしています。そろそろいいかな、と鍋を見ていたら管理人の方が「よく眠…

どれどれ、寝心地は?

ザ スタンダード ダウンタウン ロサンゼルス(THE STANDARD DOWNTOWN LA)を取材中。屋上にはプールがあり、夜は隣のビル壁面をスクリーンに見立て映画を上映。カクテルラウンジやDJブースもありにぎわいます。プールの撮影中、雲がかかったのでしばし日差し…

青塚食堂ベリベリベスト

どこでもドアがあったら、いますぐ行きたいのは小樽の青塚食堂です。ここの5月上旬から8月下旬までいただけるバフンウニのウニ丼は、Myウニ丼史におけるベリベリベストです。写真は、これもちょうどいま頃の刺身盛り合わせ。羽を広げているのは八角で、そこ…

きむら

向こうから誰かに呼ばれたような気がして見れば、平仮名できむら。電柱で隠れていますが、きむらの左はCoca- Colaのロゴ。何時でも何処でも吸い寄せられてしまう、昭和36年生まれの自分にとって弱点のような看板です。 もうずいぶん前に、店は仕舞われたとの…

山の向こうに日が落ちたところ

目を開けたら、山の向こうに日が落ちたところ。ああアメリカかあ、と座り直しながら、ドライバーを見れば目が合いニッコリ。時計的には10分も寝てなかったのに、その数分で魂はいったん日本に戻ったようで、いまこうして追い越し車線を走るFORDエクスプロー…

無音花火も旅情なりけり

ふと聞こえた祭り囃子とか、偶然見えた花火も旅情の素(もと)です。音が聞こえないくらい遠くで、夜空低くにパッパッと点滅していたりすると、旅情は底なしです。瞬間、自分がよそ者であることを強く感じ、ジーンとします。 ATG映画の主人公になったような…

旅情について、その三

ふとバス停を見れば、知らないデザイン、馴染みのない色使い、「そら」と読むそうです。能登半島、七尾湾に突き出た岬近くにあったバス停で、あたりは地元産の白かぶにあぶらののった塩さばを挟む伝統食「かぶら寿し」で知られる集落です。 この字面は何か馴染…

その距離感こそ旅情

旅情にはいつも不意を突かれます。ロサンゼルスのダウンタウンで、赤信号に止められ、目が先に何かを捉えました。日本語の不動産屋さんです。マーク クワタ不動産です。英語のビルボードに囲まれた一角の日本語に、旅情ドーパミンが体中を駆け抜けました。 …

いつも一瞬の旅情

旅情にはいつも不意を突かれます。おいしいお酒を存分にいただいた翌朝、目を開けたら自分の所在がわかりません。いやなにもに実存主義的構造における自己存在の欠落を憂いているわけではなく、ここが何処なのかわかりません。朦朧と窓を見れば、AomoriのAと…

なぜ、ピカピカなのか

天草(熊本県)で撮りました。神奈川県起点でそこまで走って、車体がピッカカピカなのか不思議です。前輪の跳ねで汚れやすいクロスマフラーにさえ、一点の曇りもありません。撮影前に磨いたのか。そうかなあ、ウエスやワックスまで持参していたのか、自分。…

ジョン・ウェインとともに

野麦峠の里を名のる信州奈川をリンカーン・ナビゲーター (Lincoln Navigator / FORD) で訪ねました。エンジンはV8の5.4ℓで、車重は2.7tもありますから、乗り心地が悪かろうはずがありません。インテリアというより調度に近い内装で、シートヒーターならぬシ…

2杯のビールのための4784km

いよいよビールの美味しい季節になってまいりました。ビールというと、必ず思い出す1日があります。月刊誌のビール特集で『空港でボーディング前に飲む地ビールは、なぜあんなに美味いのか』を探究すべく、北海道と沖縄のそれを現地空港で飲み比べました。夢…

かなんなぁ

ミラノです。ドイツ 某プレミアムブランドのEセグメント セダン(アメリカ的にはミドルサイズラグジュアリーカー、英国流だとエグゼブティブカー)のローンチに招かれました。レセプション ホールにニュー エンジンのカットモデルが展示されていたのですが、…

リアルひとりパクパク

ニューモデルのステアリングを握り、噂のレストランをたずね、シェフに話をうかがい、評判のひと皿をいただきます。そのニューモデルがデートカーとしていかに優れているか、そしてそのひと皿の美味がデートにおいていかに〝有効〟であるかについて、月刊誌…

憧れの瀬戸内航路

ちょっと気になるフェリーの運航があります。4年前(2011年)、36年ぶりにさんふらわあで復活した、昼の瀬戸内海航路です。神戸発19:00、大分着6:20がデフォルトの平日ダイヤですが、昼の瀬戸内海航路は神戸発10:40、大分着22:00。明治維新後に瀬戸内海を訪…

日産マーチのたぶ

三浦半島(神奈川県)の付け根に住んでいるのでクルマで西に向かう場合、東名高速・秦野中井ICをよく利用します。そのIC手前、県道71号線でコイツをよく見かけます。井ノ口駐在所前に、いたり、いなかったり。何度も通るうち目が勝手に探すようになり、いる…

bonsai!

部屋からテラスに出て、レマン湖を眺めているうち、視界の隅に気になるものが。近づけば、やっぱり! これはもう、まがうかたなき盆栽です。 スイスのローザンヌ パレス&スパで発見しました。IOC(国際オリンピック委員会)御用達の名門リゾートホテルにも…

愛の箱庭

盆景にも似ています。単純に食品を並べただけでなく、そこに景色が生じてます。心象風景のジオラマにして、愛の箱庭。食欲にすら拮抗する、母性のミニチュア。お弁当の概念を変えざるを得ません。ここ10年ほどの、自分的ベスト オブ ベスト弁当です。愛があ…

鶏は、どこ?

ラクシュアリーなリゾートや、ヨットクラブ、ヒストリックカーのオーナーの集いなどを取材するうち、うすうす気づいていました。リッチピーポーは、体躯も大きめな傾向にあることを。でもドバイのさるホテル、ラウンジにあったこの椅子は、ちょっと大き過ぎ…

人違い

三河湾一望の露天風呂からあがり、脱衣所で涼んでいたときのこと。あれ、なんでここに父親が? 風呂場から父が上がってきたので驚き、近寄れば全くの人違いでした。体つきも顔も髪型も似ておらず、何で勘違いしたのか判りません。その後、浴衣を着て脱衣所を…

朝の至福、地図コーヒー

ツーリング中は朝起きて、まずTVの天気予報を。地図も、エリア分けも、地名も馴染みがなく、大体のことしかわかりません。その違和感は旅情です。部屋の窓を開け放てば、日差しが入ってきました。よしよし、今日はどう走ろうかと、窓の棧(さん)に腰掛け、…

白昼

白昼堂々、淋しい。ロサンゼルス郊外、運転中に迷い込んでしまった倉庫街にて。 煌めく日差し明るく、一点の曇りもないクリアな風は心地よく、ただ圧倒的かつ暗示的に、途方も無く、淋しい。

心も流れるプール

このプールが好きで、夏のたび何度泳いだ(浮かんだ?)ことか。向こうは木曽山脈。天竜川と三峰川に挟まれ、水源は南アルプスの天然水。無料のウオータースライダーや、飛び込みOKの50mプールもいいけど、この流れるプールの魅力には勝てません。ある夏、ど…

彼女はメルセデス

彼女の名はメルセデス。スペインをドライブしました。残念ながら、ニューモデルの試乗会でペアを組んだだけですが。見通しのいいアウトビア(無料の高速道路)でアクセルペダルを深々と踏んだら「ノ!もっとゆっくり!! 」と初手から怒られました。バルセロナ在…