あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

そよぐも実にいい風

空港でレンタカーを借り、ホテルのタワーパーキングにクルマをとめ、再び出ようとして困りました。自分のクルマがわからない! 薄いブルーメタリックのFordのSUVまでは覚えてますが、似たようなクルマがそこかしこに。ナンバーが書かれているだろうキーのタ…

京都縦貫道パープルヘイズ

トンネル工事が難航していた京都縦貫道、丹波IC-京丹波わちIC間の18.9kmが、7月18日(2015年)に開通するそうです。これで名神高速大山崎JCTから宮津天橋立ICまで、自動車専用道を降りずに行けるようになります。舟屋が並ぶ伊根へのアクセスも格段に良くな…

32時間07分

生粋の島国育ちなので、アメリカのインターステートハイウエイを半日も走っていると底知れぬ虚無感にさいなまれます。1976年の映画「激走! 5000キロ(THE GUMBALL RALLY)」はNYから、客船クイーン・メリーが係留されているカルフォルニア、ロングビーチまで、…

いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう

逃げる機関車の物語です。作者はバージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton)。20代の彼女が、長男アーリスのために描いたそうです。中に新幹線っぽい車両もでてくるのですがアメリカで刊行されたのは1937年、昭和でいえば十二年とつい最近知り驚きま…

五月コンプリート大作戦

朝早く出て中央高速を諏訪南ICで降り、白樺湖から車山高原に入り、美ヶ原へ。あたりは、爽快なワインディングロード。オープンカーならトップをおろさずにはいられません。その後は扉峠を松本に降り、盛よしあたりで人当たりのいい洋食のランチをいただけば…

再販ねがいます

自分にとってオートバイは旅の道具、理想の移動手段です。ここ数年気になっているモデルが、SUZUKIブルバードS40。40は40キュービックインチを指し、排気量は650cc。実は日本で1986年にデビューした、ビッグシングルクルーザーです。車重が170kgぐらいで、25…

バンクーバーくんち

白昼路上で喧嘩か? 向き合って駐車されていただけですが、メンチ切り合ってます。唐津くんちの曳山を思い出してしまいました。呉服町の九郎判官源義経の兜 vs. 中町の青獅子、といったところでしょうか。 カナダ、バンクーバーのダウンタウンを散策中、再開…

物干場小景

下田から伊豆半島を修善寺方面にちょっと入ったところにある金谷旅館。千人風呂と、宿のたたずまいが気に入り、近所を通るときは入浴に立ち寄ります。ある日、オートバイを駐車場の隅にとめ風呂へ。戻ったら景色が一変していました。一面にシーツやタオル並…

ビッグサーにて

米カリフォルニア州のビッグ サー リバー イン(BIG SUR RIVER INN MOTEL)の敷地内を流れる川です。ガソリンスタンドや雑貨店も併設したインは1934年の創業で、’88年にはオーナーがかわり、大がかりなリフォームを受けたとのこと。川の中に置かれた椅子やテ…

生きていてよかったパスタ

仕事として初めて行った海外はアメリカのフロリダ州デイトナビーチ。二度目はイタリアのミラノです。初冬(たしか屋台の焼き栗屋が出てました)のミラノショーを取材がてら、MOTO GUZZIで広報車を借り、ジェノバ経由でフィレンツェまでツーリングしました。…

渓流のシャングリ・ラ

半袖が心地よくなるこの季節、思い出すのは福島県福島市の『流しそうめん 吾妻庵』です。GWから紅葉シーズンまでオープンしている山間のパラダイス。ワサビ田だった渓流に7レーンの流し場を設けた(写真、右手前がレーンの一本です。木のカウンターの中央を…

もぐもぐの哀れ

デトロイト空港のエドワード・H・マクナマラ・ターミナル、A35ゲートに『空 SORA』という店があります。japanese cuisine & sushi bar、だそうです。ひとりの時はまず海外で和食系の店には入らないのですが、ついふらふらと中へ。Tempura Sobaをたのみました…

美女と滝壺

川原毛大湯滝(かわらげおおゆだき)は、特別な温泉です。どうどう流れ落ちる滝が温泉で、滝壺が湯船になっています。もちろん天然で、設備も脱衣所くらいで、無料。秋田県にあります。最寄りの川原毛地獄駐車場にクルマを駐めて、15分ほど歩いて行きます。…

旅の終わりと夏の空

2週間ほどの旅を終え成田に着陸。入国審査、バゲッジクレーム、税関ともに難なくクリア。疲れと旅の余韻が入り混じった、妙な躁状態でクルマのステアリングを握り、東関道へ。しばらく走ってから突然、空がすっかり夏空に変わっていることに気がつきました。…

空港における甘美なひととき

独ミュンヘン空港のターミナル2に隣接しているケンピンスキー ホテル エアポート ミュンヘンの一室です。午前中の予定が流れ、電話を待ちながらの部屋待機となり、だったらルームサービスにしようと朝食をオーダー。ひとりだったこともあり、黙って窓辺にセ…

シャトル・ハイウェイライン

かつて神奈川県横須賀市の久里浜港と、大分港大在(おざい)コンテナターミナルを結ぶ、シャトル・ハイウェイラインというフェリー航路がありました。2004年のGW前に運航を開始。当時、葉山町(神奈川県三浦郡)に住んでいて、久里浜までは30分の距離。さっ…

思い出のマーニ

いまやイタリアンバイクは、完全リバイバルを果たしドゥカティ、MVアグスタ、モトグッチ、ヴェスパに至るまでニューモデルの話題に事欠きません。でもそれは21世紀に入ってからのはなし。76歳だったアルチューロ・マーニさんをミラノ郊外のファクトリーに訪…

ダイヤル式の幸福

スペイン、バルセロナの東のビーチリゾート、コスタ・ブラバに滞在したのは十年以上前のこと。リョレト・デ・マルに空き部屋が見つけられず、ちょっと外れの小さなホテルへ。モーテルと行った方が的確なつくりで、部屋もパリ並みの狭さ。サイドテーブルの上…

儚き夏のトリエンナーレ

今年、2015年は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟県十日町市・津南町)の開催年です。はじめてたずねたのは2006年のこと。小さな集落近くの山間に、ビーズでつくった花が群生している作品「こころの花-あの頃へ」(菊池歩)は、とても印…

二階建ての解放区

6月のパリ。二階建ての二階部分がオープンになっている市内観光用巡回バス、オープンツアーバスが気に入りました。晴れた初夏、風も日差しも心地よく、それまで見たことのないパリにたびたび遭遇しました。そういえば、サン ジェルマン デ プレで日本人有名…

フォトジェニックな彼の椅子

駅前の休憩所でしばし待ち合わせの相手を待っていたときです。窓の向こう、ホームが気になりました。何か動いたような。猫? 目を凝らせば人の足でした。なんだかすごく居心地よさそうです。彼の定位置なのでしょう。 茨城県鹿嶋市の鹿島臨海鉄道大洗鹿島線…

上海 ゼロ グラビティ

まあまあ問題なさそうなタクシーに乗り込み、料金メーターの作動も運転マナーもOK。目的地もドライバーと無事共有でき、ほっとして、iPhoneでしばしメールに没頭。差し迫っていた件に返信を終え、ふと視線を上げると、何処に居るのかすっかり分からなくなっ…

民宿 500マイル

国道36号線沿いのドライブイン。その迫力に北海道では熊が恐怖のアイコンであることがうかがえます。熊の向こうには、鮭。右手はどどん!と太平洋。そこ白老町には『民宿 500マイル』があります。部屋に通されてすぐにお茶と毛蟹が出てきます。思わず「この…

王冠かマゲか

もちろんワッパーもオニオンリングも好ましいメニューですが、バーガーキングで最も好きなのは、ペーパーナプキンホルダーの横とかにドサッと置かれている紙の王冠です。長いペロンとした状態のそれを鉢巻き状にし、両端の切り欠きを合わせ頭に載せれば、誰…