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あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

イサム・ノグチ?

ふとした疑問から旅は始まります。この徳島県吉野川にかかる橋を訪ねたのも、ふと浮かんだ疑問からでした。親柱(欄干両端一対の、門柱のような太い柱)の上に置かれた石像が、イサム・ノグチの作品なのか? そうだとする表記も多いのですが確証が無く、実物も見てみたかったので出かけてみました。
 そのフォルム、ひと目見て気に入りましたが、正直あまりイサム・ノグチ的ではありません。地元町史に詳しい鴨島町元教育課長、その方から紹介された阿波中央橋(という名の橋でした)に詳しい古老、さらに古老紹介の地元古参建設業者と話を聞いてまわりましたが、皆「そういう風な話もあることは聞いてはいるが、はてさて……」。さらには牟礼町のイサム・ノグチ日本財団にもたずねましたが、結論は得られませんでした。だんだん、そうも見えてくるから微妙です。その微妙さはユーモラスですらあります。橋の完成は昭和28年(1953年)のこと。その四年後の昭和32年(1957年)にイサム・ノグチは、橋南東の神山町(かみやまちょう)鮎喰川(あくいがわ)から88tの青石を採取し、ユネスコ庭園に置くためパリに送っています。それと関連づけたストーリーも多いのですが、はて、さて?

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