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あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

オミヤゲ

ほとんど、というかまったくといっていいほどオミヤゲというものを買いません。旅先で普通に食べられている素敵なものを、適当に包んで持ち帰るぐらいです。十代で旅を始めたきっかけがオートバイでしたから、荷物を抱え込まないクセがあり(なにしろスポーツバイクの積載量は非常に限られていました)そのクセが直ってないのかも。ここ十年くらいで、唯一のオミヤゲが、これ。南アフリカケープタウン国際空港(Cape Town International Airport)内の、プライベート プレーン発着所の売店にありました。目が合って手にしたら、もう虜です。それまで見かけたどんな動物玩具よりも、ビーズの質感や、ワイヤーのテンションが勝っている名品です。聞けば、おぅ! と思うほどの値でしたが、レジのマダムは「それはとっても高いのよ」というだけ。困ったような表情で、何の追加説明もありません。
 机の上で夜、ふとした瞬間にビーズが不思議に煌めくことがあり、その度にサファリの何かを思い出します。そういえば、ケープタウン郊外の道端で、一頭分を開きにしたシマウマの革を売っている男を見かけました。革を木の枝から吊るし、通りかかるクルマに「どう?コレ」と手を振っています。邦貨換算すると15万円くらいのプライスボードが傍らにあったけど、あれ、誰が買うんだろう?

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