あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

サンダーバードではなくサンバード!

はじめてのアメリカ行きは、デイトナビーチ(Daytona Beach, Florida)のバイクウィーク取材でした。ひとり深夜にオーランド空港(英: Orlando International Airport)に着き、レンタカーカウンターで鍵を受け取った際、クルマは「サンダーバード」と聞こえました。それはゴージャス、と、喜んで指定された駐車スペースに行くと、あったのは地味めの青いコンパクトセダン。決してサンダーバードではありません。ええ? と思いつつ、鍵を刺すと、見事に解錠。とりあえずトランクにスーツケースをと、リアにまわればPontiac Sunbirdの文字が。サンバードか、そんなクルマあるんだ、と残念ながら腑に落ちました。やや緊張しながらサンバードで空港駐車場を出るときの高揚感と、3月なのに蒸し暑いフロリダの夜の甘い風は、今も忘れていません。
 その夜は、デイトナビーチに向かう途中のモーテルに1泊。ドアを開けた瞬間部屋というつくりに慣れず、ドアの外で靴を脱ぎかけたりしました。唸るエアコンをBGMにすぐに爆睡。1980年代終わり頃の話です。写真は数年前にアメリカ西部で撮った1枚。初めて訪ねてから30年近くたちますが、アメリカでの旅の基本は、さほど様変わりしていない気がします。ポンティアックも 、サンバードも、無くなってしましましたが

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