あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

H-D FORTY-EIGHTのツンデレ

 オートバイとは艶めかしいもの。中学生で恋い焦がれた自分は、今でもドキッとすることがある。例えばこのH-D FORTY-EIGHT 115th ANNIVERSARYのウエストとか。ガソリンタンクとシートの間が実に艶めかしい。フレーム越しにゴツいシリンダーヘッドが丸見えで、ドキドキしてしまう。
 正直にいえばスポーツスターを、カジュアルなハーレーだと思っていた。今回何年ぶりかで跨がってみて、それは違うな、と。先に乗ったミルウォーキーエイト107Engを載せたスポーツグライドが矢沢永吉だとしたら、スポーツスター系のFORTY-EIGHT 115th ANNIVERSARYは忌野清志郎だ。鮎川誠(シーナ&ザ・ロケッツ)であり、シド ビシャス(Sid Vicious)であり、ジム モリソン(Jim Morrison)だ。スピードを上げた時の不吉な感じが絶品。スカルに跨がり地獄へ一直線♪ などと他愛ないハナウタが出てくる。重心は低く取り回しがラクで、車重はわずか252kg。Vツインエンジンはアイドリングから自由,自由,自由, 自由,自由と二拍子を刻む。そういえば、4年前に出たXL1200V セブンティートゥーもカッコよかったなぁ、ハードキャンディーカスタムはイケてたなぁ、と遠い眼に。スポーツスターは、見ると乗るとでは大違い。ひと言でいえばツンデレです。乗ると、ほぼ惚れてまいます

f:id:takimasashi:20180409134143j:plain