あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

リアルト橋の先、アドリア海の真珠魚市場にて

 時差ボケを抱えながら早朝、ヴェネツィア(Venezia, Italy)のホテルを出てリアルト橋(Ponte di Rialto)を渡ったら 魚市場がありました。並んでいる魚の様子が、だいぶ違います。じゃあ、アドリア海の真珠(ヴェネツィアの別名ですね)っぽいか? というと、そんな感じでもなく適度にグロく、やはりヌラヌラしています。捌き方の違いも大きいようです。随所に配された葉物野菜が「魚屋じゃないよ、海産系料理素材屋だよ」感をかもしています。
 魚の種類や捌き方、並べ方こそ違いますが、市場の雰囲気は八戸市営魚菜小売市場や三浦市三崎水産物地方卸売市場魚市場のそれと、それほど変わりません。スカンピ(scampi)とか美味しそうだけど、持って帰れないしな、と思っていたら外れのほうに生ハム店が。滞在中に食べる分を数種類買ったら、二枚のトレッシングペーパーの間に薄く削いだそれを挟み、紙でくるくる巻いた筒状のもの何本かになりました。一見クレープのようで、そのままがぶっと食べたくなる感じです。手にした瞬間、時差ボケのなか大波のように猛烈な空腹感が押し寄せてきました

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