あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

焼津の夢

何かの勧誘? 一攫千金的な? と下まで見れば高校のポスターです。ああ、いま焼津(静岡県)に居るんだと実感。漁港食堂の出入り口に貼ってありました。
 それにしてもわかりやすい。漁港食堂の出入り口という掲示場所もピンポイントでハマッているし、なにやらドラマの小道具的な風合いさえ醸しています。修学期間は全寮制1年間、入学金・授業料不要、入学資格は30歳以下の心身ともに健康な者、といった要項を思わず読み込んでしまいました。釣りあげたいものです

f:id:takimasashi:20170529125040j:plain

知らない街の知らない部屋で

思いがけず激しい雨に見舞われ、JR徳山駅山口県)近くのホテルで1日過ごしました。徳山港から近くの島に渡る予定だったのですが、キャンセルです。夕方、やっと雨が止み窓の外を見れば、新幹線の高架線路越しに瀬戸内海が見えます。こんなに眺めがよかったのか、と初めて気がつきました。
 知らない街の知らない部屋で突然丸一日過ごすことになる、というのも旅の醍醐味といえば醍醐味でしょう。悪くありません

f:id:takimasashi:20170525083009j:plain

フクぷく

下関で泊まるときは下関グランドホテルに部屋をとります。海側の部屋から見える関門海峡の眺めが好きだからです。今回の部屋は620号室。ルームキーのアクセサリー外周はブルーでした。前回、919号室に泊まった時はピンクでした(2015年7月30日に写真を掲載していました)。毎回、このアクセサリーと目が合います。いいキャラですね。
 唐戸交差点をはさんではす向かいの、旧下関英国領事館の公式キャラクターはピーターラビットです。ピーターにも負けてないし、これを下関グランドホテルの公式キャラにしたらどうでしょう。名前が必要だな(もうあるのもしれませんが)。フクちゃんだと©横山隆一とカブってしまいますね。フク丸、というのも既にあるようです。ぷくっとしているので「フクぷく」とかいかも。漢字表記は「河豚福」で、ぜひ!

f:id:takimasashi:20170521102845j:plain

ヘルマナス名物クジラサブレー

アフタヌーンティーに添えられていたお茶うけです。ヘルマナス(Hermanus)のリゾートにて見た瞬間、クジラサブレーだ、と思いました。鎌倉のハトサブレーは、鶴岡八幡宮本殿掲額の「八」が鳩の抱き合わせ文字であることに因んでいます。一方、海辺のリゾート、ザ マリーン ヘルマナス(The Marine Hermanus)で焼かれるこちらは、毎年春に沿岸までクジラがやってくることに因んでいるとか。春といっても、南半球なので9月のことですが。
 ケープタウンから東南に120km、クルマで海を右手に1時間半ほど走った先のリゾートでした。子どもがさっと描いたようなフォルムが、愛嬌です。ヘルマナス名物クジラサブレー、とかでもイケそうです

f:id:takimasashi:20170518100927j:plain

シボレー3100ピックアップトラック

大阪市港区の築港(天保山とかがあるエリアです)に、ゴージャスなコレクションを誇る自動車博物館、GLION(ジーライオン)ミュージアムはあります。ゲート代わりに置かれているのがエアストリーム(キャンピングトレーラー)。そのエアストリームをトーインしている風に、シボレー3100ピックアップトラックが停められていました。これがななかなかの男前。アドバンス デザイン(Advance-Design)と呼ばれたモデルで、デビューは1947年のこと。ドアハンドルがプッシュボタンタイプで、前面ガラスがラウンドしたワンピース、グリルもモダンなブル ノーズ(bull nose:ブルドックの鼻ですね)と呼ばれたクロスバーデザイン(crossbar design)だから、1954年以降の最終モデルですね。
 ツートーン カラーもいいかんじです。強く心惹かれ、写真を撮りつつ、しばし見つめ合ってしまいました。ビョークBjörk)とカトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)の映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(DANCER IN THE DARK 2000 デンマーク)ではごくありふれた日常の景色的に出演し、名脇役ぶりをみせました。映画は好みでは無かったけれど、このトラックが出てくるシーンはよかったなぁ

f:id:takimasashi:20170510174128j:plain

たこやき、玉出にて。

大阪で国道26号線を走っていたら会津屋がありました。元祖たこ焼きの店だそうです。ロゴがいいですね。1986年にネルソン・ピケナイジェル・マンセルを乗せてF1を闘った、ウィリアムズ・FW11を思い出しました。コクピットまわりのイエローに描かれた、ICI(Imperial Chemical Industries インペリアル ケミカル インダストリーズ)のロゴにちょっと似てます。デザイン的な好みは、会津屋かも。
 かんじんのたこ焼きはトッピング無しの、大阪王道派でした。そしてとても熱かった! 1986年のネルソン・ピケナイジェル・マンセルの確執ぐらい、熱かった!

f:id:takimasashi:20170510063616j:plain

衝撃の4 ベッド ルーム

別府湾を背に、流川通りを別府ラクテンチに向かって進んだ右側に、別府 亀の井ホテルはありました。温泉地で有名な別府ですが、仕事途中の宿として利用したためチェックインは午後10時過ぎ。ひとりなのでシングルルームを予約していました。フロントで1103号室のカードキーを受け取り、エレベーターで11階へ。ドアのロックを解除し、部屋の奥に進んでちょっと驚きました。ベッドが4つ並んでいたからです。

 シングルを頼んでツインにアップグレードはままあります。トリプル、ということもありました。しかし大抵フロントでマネージャーから微笑みとともに「今日は空きがありましたのでツインにさせていただきました。ごゆっくりどうぞ」とかと告げられます。さきほどのフロントでは無言でした。そして部屋はクアッド (quad)です。窓際はエクストラベッドだったので、トリプル+1ですが、それにしてもベッド多過ぎです。くつろぎのスペースが見当たりません。果たしてこれは〝アップグレード〟なのか? 大変悩ましいところです。布団が4組敷かれていて、畳がほぼ見えない和室にひとり放り込まれたような、感じです。……とりあえず手前からふたつ目のベッドを使うことにしました……

f:id:takimasashi:20170506135902j:plain

New京急ポニー号

ちょっと前に滑川交差点から鶴岡八幡宮に向かう若宮大路(わかみやおおじ)を散歩していて、一の鳥居を過ぎた右手、由比ヶ浜二丁目にある湘南京急バスの鎌倉営業所車庫でこのバスを見かけました。フロントとサイドにレタリングされている『京急ポニー』とは、桔梗山や鎌倉中央公園と鎌倉駅を結ぶ、狭隘路線用に導入された京浜急行バスの小型車両(ミニバス)の愛称です。車体は日野ポンチョ。京急カラーの日野ポンチョは、羽田空港周辺で時々見かけましたが、鎌倉にも赴任されたのですね。自分はこの京急カラーが割と好みです。
 なんか、ポニーという愛称がしっくりくる愛嬌あるスタイリングですね。ちなみに日野ポンチョという車名は「PONと乗って、CHOこっと行く。誰もが気軽に乗れる日野自動車の小型ノンステップバス」に由来しているそう。それにしてもウルトラマン世代には、実に刺さるカラーリングだなあ。運転席にアラシ隊員(毒蝮三太夫)とか、似合いそうです

f:id:takimasashi:20170504103829j:plain

ひばり毛糸店

尾道の商店街はとても魅力的です。尾道水道と山陽本線の間を東西に1km以上続いています。JR尾道駅のある方が西端で、そこから東にむかってたしか一番街、中商店街、本町センター街、中央街、尾道通りと続いていたような。商店街から南北に延びる枝道がまたいいですね。様々な時代の断面がむき出しで、目眩がしそうになります。
 日中がおススメです。夜はちょっと寂しくなるから。自分は19時過ぎにぶらぶらしながら、その暗さになんとなく気分重めに。このひばり毛糸店の看板を見つけ、そのディスプレイのポップに、やっと気が晴れました

f:id:takimasashi:20170502100729j:plain

朝食における尊厳

尾道国際ホテルでいただいた朝食です。オレンジとたらこと海苔の佃煮とお新香が一枚の皿の四隅に盛られており、その向こうの揚げ物はイカメンチです。宿泊客の尊厳が守られている献立です。実際、美味しかったし。
 最近最もインパクトのあった朝食には、大阪南部のビジネスホテルで出会いました。その宿は朝食付きがデフォルト。午前7時オープンの食堂に行ったら、用意されていたのはデニッシュ系のパン4種、ヨーグルト、ご飯、カレーのみ。さらさらのカレーは、ベジタリアンでもOKな感じです。なるほど! ご飯を供する最高効率献立は具無しカレーか、と思い知りました

f:id:takimasashi:20170501104305j:plain

海が見えた。海が見える

広島県尾道市の『ONOMICHI U2(オノミチ ユーツー)』の中にある、『HOTEL CYCLE(ホテル サイクル)』のエントランスに名和晃平作品が。タイトルは『Molecular Cycle(モルキュラーサイクル)』で、尾道の坂道を登り、瀬戸内海の波にも乗るサイクリストをイメージしているとか。名和晃平作品とホテルといえば『HOTEL ANTEROOM KYOTO(ホテル アンテルーム 京都)』が思い浮かびますが、尾道にもあったんですね。
 それにしても尾道はいい町です。なぜか尾道水道に強く心惹かれます。我が心の一週間ぐらい滞在したい町ランキングにおいて、ここ数年、第一位をキープし続けています

f:id:takimasashi:20170429123818j:plain

ハートの魔法

竹田津港(大分県国東市)でスオーナダフェリーを降りたら、のどかな景色を切り裂きこんなバスが! 控えめにいっても物凄い違和感です。このラッピング、豊後高田市の海岸線を走る風光明媚な国道213号沿いにロマンティックなスポットがたくさんある(地元調べ)ことから、そのルートを“恋がかなう道”「恋叶(こいかな)ロード」としたことに由来するもの。大交北部バス株式会社が運行している路線バスに、「ハートの魔法」をテーマに施されたものだそうです。
 ひとり「オースティンパワーズか!」とツッコんでみました。ポップです。シュールですらあります。地元の足であるバスに、否応なく施した点も実にナイスです

f:id:takimasashi:20170427072920j:plain

渡辺!

週末の博多の宿がなかなかとれず、初めてのホテルに。クルマをタワーパーキングに入れ、裏口からチェックイン。さて晩ご飯、と表通りに出たらいきなり彼女と目が合いました。圧を感じつつよく見れば、それは『渡辺通一丁目』バス停のビルボード
 渡辺つながりかなるほど! と、なんとなく腑に落ちました

f:id:takimasashi:20170426123737j:plain

ツバメ

中国自動車道 本郷パーキングエリア(広島県安芸高田市美土里町)のトイレ扉にこんなメッセージが。トイレで糞をしたいツバメ vs.ツバメにトイレを使わせたくない管理者、ということでしょうか? まあ、鳥インフル問題もあるし、ちょっと糞はねえ、というのは理解できますが、それにしてもなんかおかしい。
 広島以南では、もうツバメが飛び始めています

f:id:takimasashi:20170417204158j:plain

すのこ!

福山市広島県)のファミマでトイレに入ったら、壁に小さなすのこが。親切だなあ。幸か不幸か自分はストッキング未着用なので、トイレでストッキングを履き替えるということが、よくあるのことなのかわかりません。しかしそのファミマ、割と郊外にあり、周囲ではストッキングの足を露出されている方を、全く見かけませんでした。
 すごく親切なのはわかるけど、善意をかんじるけど、謎です!

f:id:takimasashi:20170411135233j:plain