あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

2016-01-01から1年間の記事一覧

深夜に、ハロー!

深夜、常磐道を東京に向かっている途中寄った、守谷SA(茨城県守谷市)の一隅で光っていました。左はドリンクの自販機コーナーで、右は喫煙ブースです。守谷SA全体も、原寸大の建築模型的造作で、深夜故か恐ろしく無人で、どこかに迷い込んだ感が濃厚でした。…

ファットカー!

ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)にファットボーイ(Fat Boy)というカタログモデルがありますが、まさかファットカー(Fat Car)があったとは! でもこちらは残念ながらカタログモデルではなく1954年オーストリア生まれのエルヴィン・ヴルム(E…

帯広ミッドナイト

道央道の音更帯広ICを降りたのが23時過ぎ。チェックインの前に、やっとやっと夕食です。古くからある地下のラーメン店へ。ピカピカに磨き込まれたカウンター、デコラ張りのピンクが目に沁みます。ラーメンを食べていたら、女将さんがTVのマツコデラックスに「…

誰かが誰かを愛してる

ハワイ島の路傍にて。誰かが誰かを愛しているようです。「誰かが」はもとより、かんじんな「誰を」がわかりません。火山溶岩系の黒い大地に、珊瑚系の白がよく映えます。ポパイ(POPEYE)じゃないか? いや、ポニー(PONY)かも? そうじゃない、ポテト(POTATOES…

夏の未句

ふと目が覚めると電車はトンネルを出たところ。がらがらに空いた車内に、日差しが足取り軽く駆け抜けて行きます。明らかに効き過ぎている冷房により心拍数が落ちたようで、深い深い眠りに落ちていました。幸いなことに眠りの底で無事ターン、生還できた夏の…

民宿 あさひ荘にて

起きて外が晴れていると、もうそれだけで満ち足りた気分。エントランスに着いた瞬間、初対面なのに「お待ちしておりました。タキさま」などとパーフェクトな笑みを浮かべるコンシェルジュなどいませんが、民宿 あさひ荘は最高でした。 パックしたリヤシート…

ヨットと迷い犬

ボストン ハーバー ホテル(BOSTON HARBOR HOTEL)に夜投宿し、朝起きてカーテンを開けたら眼下がこんな感じでした。ヨットで来る客もいるんですね。さすが、ハーバー ホテル。でもピアを行き来する人々はいたってカジュアルで、誰が艇のオーナーなのか、ク…

ずしとすし

この前の金曜日、6月3日の夜に第59回逗子海岸花火大会が開催され、盛況でした。チラシには「逗子の夜空に咲く、大花火で夏がスタート コロワイドが贈る、鮮やかな光の大輪でフィナーレ!」とあります。コロワイドとは『牛角』や『甘太郎』を擁する外食企業。…

と る な

海の気持ちがいいところでとオートバイを停めたら、誰かが防波堤で「とるな」と怒っていました。「告」や「◎」が、お上の御触れ書き風です。 そうかあ、ウニ、アワビ、サザエがとれてしまうのかぁ。じゅうぶん気をつけましょう!

ヘムレンさんも解明できず

ふと気配を感じて見上げれば、飛行機雲。考え過ぎかもしれませんが、これは旅客機乗客の視線を感じたからかも。そういえば昔、TVのムーミン(声:岸田今日子)で、なぜ視線を感じると振り向くの? というテーマの回があり、ヘムレンさんも解明できず、結論も…

憧れるのは走り往生

HONDA ジャイロ (GYRO) Xです。郵便配達の他、宅配ピザ等のデリバリー系でも活躍中です。前が1輪、後ろが1軸2輪の3輪スクーター、排気量49ccの原付一種です。車名のGYROはGreat, Yours, Recreational, Originalに由来。あまり知られていませんが1982年の発売…

G7はC7、もしくはA7?

G7 伊勢志摩サミット 2016に集った顔ぶれをニュースで見て気づいたのですが、参加国はどこも歴史ある自国ブランドのクルマを生産しています。ジャスティン・トルドー首相擁するカナダは、歴史ある自国ブランドこそありませんが、いまや北米自動車産業を大き…

馬とオートバイ

横浜の根岸森林公園(横浜市中区)の一角にある馬の博物館。そこが日本最古の競馬場、根岸競馬場跡地であることから設立されたミュージアムです。そこで今週末、5月29日まで馬鑑(うまかがみ)山口晃展が開催されています。これが良かった。今まで観た山口晃…

何しろローマは狼の子によって

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』以来のコーエン兄弟監督作品ということもあり、期待に胸ふくらませ『ヘイル、シーザー!(Hail, Caesar!)』を観ました。設定は、1950年代のハリウッド。あるメジャースタジオの命運を賭けた超大作映…

海辺のアヒル

日本の水辺観光地でも水陸両用バスを見かけるようになりましたが、こちらはサンフランシスコ。陽気です。これで太平洋にザブン!といくのだろうな。 ベイエリアを歩いていたら、普通に駐車したのでちょっとうれしくなりました。日本の水辺は強く規制されてい…

将軍の名はアルナージ

ドイツ北西部のヴォルフスブルク (Wolfsburg,Land Niedersachsen)はフォルクスワーゲン(Volkswagen)の企業城下町。というかVW生産のため、1938年に竣工した計画都市です。現在もVW本社と工場が置かれ、自動車の(そしてなによりVWの)テーマパーク、アウ…

鎌倉プチロックフェス!

光明寺(神奈川県鎌倉市)の前から材木座海岸に出て、滑川交差点から若宮大路を駅に向かうのが自分的定番散歩コースなのですがその途中、壁にこのチラシがありました。いいなあ。三崎で見かけた新春餅つき大会のポスター以来のインパクト! 明日か、天気も良…

パ・リーグの海

材木座海岸(神奈川県鎌倉市)も夏めいてきました。いつも思うのですが滑川(なめりがわ)河口を挟み、由比ヶ浜(ゆいがはま)海岸がセ・リーグだとしたら、材木座海岸はパ・リーグです。つまり控えめながら、奥行き深く滋味に富み、玄人好み。 パ・リーグと…

いざ揚げ物の大海原へ

この俵型のフライが何だったか思い出せなく、今となってはわかりません。手前右がスープなのかディップなのかすら、もう不明です。奥にケチャップとおぼしきカップ、フライの上にもマヨネーズっぽいカップがあるので、おそらくスープだろうと推察できます。…

ベンチュラのテーブル

近所にこんなテーブルがあったらなあ、と思わずにいられません。ベンチュラの海岸にあった公園(CITY OF SAN BUENAVENTURA SURFERS' POINT AT SEASIDE PARK, CA USA)の一角です。そう、1973年にアメリカが歌ってヒットさせたベンチュラ ハイウエイ(America…

甘夏、あります

軽トラ市をご存知でしょうか? 軽トラックをほとんど見かけない首都圏では馴染みがありませんが、その荷台を店舗に見立てた朝市のこと。農業、漁業に携わる方のほとんどが日常の足として使っている軽トラ荷台に商品を並べ、生産者が自ら直売。そのディスプレ…

夏の家

夏にスウェーデンを旅したときのこと。写真はストックホルムに次ぐスウェーデン第二の都市、ヨーテボリ(Göteborg)から北へ160kmほど行った海辺のリゾート、スモーゲン(Smögens)の一角です。ユトランド半島とスカンジナビア半島を分かつスガゲラク(Skage…

道の王なり

ハーレーダビッドソン ロードキング(KARLEY-DAVIDSON FLHR / ROAD KING)2016モデルに乗りました。乗ってすぐ、27年前にLA郊外、ニューポートビーチ(Newport Beach)にあったサイクルワールド誌(CYCLE WORLD)編集部でこれを借り、ツーリング取材したこと…

午睡は夏の季語

先週末にたずねた山梨県北杜市のギャラリートラックス(GALLERY TRAX)の庭にあった、ハンモックです。聞けば「ブーツは脱ぎたくないし、ハンモックを汚してはいけないし」と、こういう寝方になったとのこと。ちょっと〝作品〟っぽい。コーエン兄弟フィルムの…

紫の雨が降った頃

ラジオでパープル レイン (Purple Rain) や、スノウ・イン・エイプリル (Sometimes It Snows in April)がよくかかるなあと思っていたら、Princeが亡くなったとのこと。自分的にPrinceといえは、なんといっても映画 パープル レイン(1984 米)です。彼が駆…

ひまわりの丘

取材中の余談で、話題は「一人で運転しながら聴いていると、ある曲で突然涙腺がゆるむのはなぜだろう」となり、男4人のあるある話が弾みました。……クルマだと心が裸になっているからでは? 一人だとメンタルとして素っ裸で、クルマを纏(まと)っている。クル…

未句

旅先で句を詠めたらいいな、というか、俳句に封じ込むべき偶然に遭遇することがあります。自分はその際、未句にします。こんなかんじです。「道で会った知らない猫がビックリしたような顔で目を外さなかった。これからここで何かあるのかオレ?」これは石川県…

なぜか立石?

葉山から国道134号線を三崎方面に向かうと、湘南国際村秋谷入口を過ぎた右手に立石(たていし)公園があります。海に面して60台くらい駐めらる県営立石駐車場があり、平日は無料で利用可能。写真右手にあるのが安藤広重も「相州三浦秋屋の里」に描いた奇岩、…

スクラストンRの加速について

アクセルを開けた瞬間、そのあまりの加速に過去はすべて置き去り。西湘バイパスで自分は16歳になっていました。低速ではビートの効いていた排気音は咆哮となり、より前傾に構え直せばスピードとは裏腹、心やすらかに。以前、ノートン コマンド750に乗ってい…

眠れない夜のはじまり

緯度70度に近い、欧州最北端のフィンランドでも北寄りの、もう少し北上すれば北極圏、というあたりで一泊。夕食を終えて戻った部屋には、まだ日が差していました。時計をみれば午後10時過ぎ。まるでリアリティがありません。 リアリティといえば、部屋にあっ…