あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

人類の孤独ざる盛り

夕暮れ時にショッピングモールを歩いていて何か視線めいたものを感じ、ふと見ればそこにあった食品サンプルのひとつが自分の目を捉えて離しません。空腹ではなかったので反応したのは食欲では無く、自分のなかの別の何か。
 宇宙規模的な、2017年の孤独がそこに配列されていました。『人類の孤独ざる盛り合わせ』です。片岡義男さんの小説に『誰もがいま淋しい』というタイトルがあったこと、ふと思い出しました。これで980円だそうです。値段すらも孤独です

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