あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

甘く苦々しいトコロテン

 思い出の麺シリーズ、第5弾はトコロテン(心太)です。これからの季節、西伊豆の漁村でいただくトコロテンはサイコーですね。自分の場合いいトコロテンに当たると、涼風にビュン!と吹かれた気がします。小学生の頃の記憶がフラッシュバックすることも。主に夏場、脳内ガチャからこぼれ落ちて来る一杯です。
 かつて在阪の大学に入学した18歳の自分は、トコロテンを頼んだら黒蜜がかかってきて大変なショックを受けたことがありました。定食盆の味噌汁椀の配置や、ちょっと甘い醤油、醤油代わりにウスターソースが幅を効かせている調味料文化、「焼きそば定食」「お好み焼き定食」というW炭水化物セット、メニューに餃子以外はビールしか無いのが普通の『餃子の王将』等々、すぐにすべて受け入れた自分でしたが、トコロテンに黒蜜だけはダメでした。もはや旨い不味いの問題では無く、その行為が許せません。だったら冷やし中華も黒蜜だろう? と絡みたくなるほどに

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