あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

海よ、わが海よ

 城ヶ島(神奈川県三浦市)を歩いていたら、岩場沖で消防艇らしき船が放水していました。近くに船影はないので訓練のようです。噴水のようだなと眺めていたら不意に「灰皿の中の火事」「テーブルの上の荒野」といった寺山修司のフレーズが浮かびました。
 かつて海と言えば寺山の代表的短歌『マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや』が思い浮かぶ自分でしたが、今や陽光きらめく夏の海がサイコーです。たぶん松田聖子さんの『渚のバルコニー』によって、自分のなかの海チャクラが開け放たれ、以来その扉が閉じてないのだと思います

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