あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

2019-01-01から1年間の記事一覧

引間城跡出世確約三公像

浜松にある元城町東照宮(静岡県浜松市中区)にある二公像の解説ボードにあった写真です。二公とは徳川家康公と豊臣秀吉公で、東照宮の置かれた地は引間(ひくま)城跡。この城は二公ゆかりの城で、秀吉は引間城を整備した飯尾氏の配下である松下氏に、当地…

不死鳥歌劇場に藤原義江は立ったのだろうか

ミラノのスカラ座、ローマのオペラ座と並ぶイタリアを代表する歌劇場、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場(Teatro La Fenice)です。17世紀後半に竣工し、1996年の火事(今のところ最後の火事)で消失しましたが16年前に再建されました。このアングルからだ…

コンテンポラリーな海鮮丼

勝浦(千葉県勝浦市)でいただいた丼です。その日は風が強く、名物の朝市が早々店じまいモードとなったため『うおすい』という魚屋さん奥のテーブルで朝ご飯にしました。 まぐろとイカの紅白が、目出度い感じ。斬新です。そういえば調理場もフロアのスタッフ…

ああ憧れのアエロメヒコ航路

久しぶりに成田国際空港を利用し、搭乗ゲートから搭乗機までバスに揺られていたら第1ターミナル 北ウイング に見慣れぬ機体が。モノトーンも凜々しいアエロメヒコ航空(AERO MEXICO)です。この2月13日からJALとの共同運航として、成田 - メキシコシティ(Me…

わく子さん、こんばんは。

夕景が素晴らしく、その後の移動距離も考えず撮影にやや粘り過ぎてしまい、その日のホテル着は23時過ぎ。部屋の扉を開けてルームキー短冊を壁面の穴に差し、灯りがともると、そこにわく子さんが待っていました。なんだか凄いネーミングです。女性の服を褒め…

猫の背洞穴と、毘沙門居残り佐平次と

バイクに乗ろうかなと、よく向かう先に城ヶ島(神奈川県三浦市)があります。城ヶ島ではたいていユルく島一周を歩きます。写真は島中央部南端の海蝕洞穴、馬の背洞門、の横の小さな洞穴です。馬の背洞門は琵琶湖を左右反転したようなフォルムですが、こちら…

リアルト橋の先、アドリア海の真珠魚市場にて

時差ボケを抱えながら早朝、ヴェネツィア(Venezia, Italy)のホテルを出てリアルト橋(Ponte di Rialto)を渡ったら 魚市場がありました。並んでいる魚の様子が、だいぶ違います。じゃあ、アドリア海の真珠(ヴェネツィアの別名ですね)っぽいか? というと…

静岡駅前葵タワーにて

静岡駅前に葵タワーが出来たのが9年前。地下1階から2階に戸田書店が入っていて、2階にはスツールも置かれています。写真は3階にある静岡市美術館のエントランスにあるカフェスペース。駅前交差点を眺めながら、ひと休みできます。静岡で時間ができると、戸田…

盛岡城丸の内で「鳩オミクジー」

盛岡城跡丸の内にある櫻山神社で、鳩サブレー缶に会いました。なぜ「オミクジー」なのでしょう。「サブレー」の音引きにひっぱられた感じ? 缶は2015年まであった20枚入缶(税抜 2100円)か、28枚入缶(同 3000円)と思われます。豊島屋のロゴは覆われていません…

昇仙峡、55歳のモーター君

昇仙峡(山梨県甲府市)を渓流沿いに上がり、仙娥滝(せんがたき)を過ぎてしばらく行くと、昇仙峡ロープウェイがあり仙娥滝駅から山頂パノラマ台駅間、1,015mを結んでいます。そのパノラマ台に上がったところに、モーター君がいました。 1964年(昭和39年)の…

今年も沖縄!

京急本線を弘明寺(ぐみょうじ 横浜市南区)で降り、大岡川の流れに沿って歩きながら花見をしていて、このぼんぼりそ見つけました。たしか鶴巻橋の手前、左岸だったと思います。最初はそういう店があるのかと思いましたが、まわりのぼんぼりにはファミリーメ…

さよならエンダー古波蔵店

ファストフードレストラン、A&W(エイ アンド ダブリュ)のルートビア(Rootbeer)は、自分にとって沖縄風味のひとつです。7種類の木の根から抽出されたエッセンスだから〝ルート〟、米禁酒法時代の代替飲料だった名残りで〝ビール〟。名前はビールですが…

たそがれマイ波布

陽気な盛りの良さも沖縄の食の長所で、那覇市通堂町、那覇ふ頭船客待合所横の波布食堂などその最たる名店です。写真は肉ソバで、これがデフォルトです。よく見てください。テーブル奥の方にも肉ソバがありますね。双子山のようです。こんな名店が本日、3月28…

昼は高良食堂で宇宙を食べよう

700円のAランチがテーブルに運ばれてきた瞬間「これは……!」と、息を忘れました。那覇市若狭の高良食堂の昼、店のまわりには那覇独特のカラフルな中間色のタクシーが何台も駐まっていて、それだけで名店の気配濃厚です。Aランチは宇宙的ボリュームで、銀河を思…

亀かめそばの島マジック

那覇市若狭の亀かめそばでいただいたふーちばーそばです。ふーちばーとはヨモギのこと。ひな祭りのひし餅、最下層、緑のそれを口にして以来、ちょっと……とヨモギからは距離を置いていた自分ですが、ふと思いオーダー。良かったらどうぞ、と無料オプションの…

栄町市場のマリーンさん

いまの沖縄本島における自分的パラダイスは、那覇市安里の栄町市場です。千円で三杯とつまみ一品を座って楽しめる店では、ガールズバーのように正面に手の空いた美人が座ってくれしばし歓談。名前をきけば「マリーンです」とのこと。すっかり気に入りました。…

ページで『東京流れ者』

アンテロープキャニオン(Antelope Canyon)取材のため米アリゾナ州ページ(Page, Arizona)へ。アンテロープキャニオンは日テレ 「世界の果てまでイッテQ!」でイモトが紹介して以来、日本人人気が高まった美しく神秘的な渓谷です。ページの宿はクオリティ イ…

夜間飛行

もう少しで午後11時になる頃、飛行機は羽田空港へ下降。窓からは東京湾に停泊する船舶の灯が夜光虫のように見えます。夜間飛行といえばサン=テグジュペリ(Antoine Marie Jean-Baptiste Roger de Saint-Exupéry)の小説のタイトルですが、自分的には、ちあ…

オスカーとキャデラック

映画『グリーン ブック』が第91回アカデミー賞作品賞に。慶事ですね。自分的にはアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA ローマ』もオシだったのですが〝OSCARS 2019: GREEN BOOK WINS BEST PICTURE〟の速報もうれしかった。それにしても『ROMA ローマ』をも…

1962年のキャデラック

映画『グリーン ブック』はアメリカの公民権法(Civil Rights Act)成立前のディープ サウスを舞台としたロードムービー。主役のマハーシャラ・アリ(Mahershala Ali)、ヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen:彼が『はじまりへの旅 Captain Fantasti 米 20…

見過ごすべきだった

正論風を盾にした実は無用のツッコミはせちが無く、そういうのはどうかと思うこと多々あり、見過ごそうと思ったのですが……。京急のエアポート急行で新逗子に向かっていて、ふと網棚(とはいえ、今や網じゃありませんね)の上の、いわゆる「まど上ポスター」、…

須賀川キングジョー

盛岡から都内に向け東北自動車道を南下中、須賀川(福島県須賀川市)に円谷英二ミュージアムがオープンしたことをふと思い出し、寄ってみることに。この1月11日にオープンした須賀川市民交流センター(愛称はtette:テッテ)の5Fにあり、平日午後でもなかな…

風に吹かれて

いつもの散歩コースで、光明寺(鎌倉市)前から材木座海岸に出たら、ちょうどワカメを干していました。数日前から干場ができていたので、今年は早いなと思っていたのですが、ついにワカメ漁解禁です。洗濯ばさみに挟まれたワカメが風にそよぎ、春を告げます。…

夜明け前、八戸市営魚菜小売市場にて

八戸(はちのへ 青森県)市街から4kmほど海に向かい、新井田川(にいだがわ)を渡った先に八戸市営魚菜小売市場があります。その市場の奥にある『朝飯処 魚菜』が好きで、何度か雑誌で紹介しています。今回たずねたのは二玄社から刊行されていた頃のCAR GR…

中華街の春節に迷う夜

いま横浜中華街は、2月5日の春節(しゅんせつ)に向け一層華やかに。横濵關帝廟(かんていびょう)や横濵媽祖廟(まそびょう)は言うに及ばず、関帝廟通りにある山下町公園(山下公園ではありません)入口、會芳亭(かいほうてい)の脇にもこんな龍が置かれて…

ゆびづめ注意と恵方巻き

1980年に大学生となった自分が、大学のある大阪に住みはじめ違和感を感じたことのひとつに「ゆびづめ注意」があります。電車やバスの扉付近にある注意書きで、それが指を挟まぬよう注意しましょう、の意と気つくのに、やや時間がかかりました。なんだか語感が…

抜き足、差し足、忍び足

鎌倉の材木座海岸と由比ヶ浜とを分かつ滑川(なめりがわ)河口です。現在かつてないほど材木座海岸寄りに蛇行して、海に注いでいます。蛇行ゆえ流れが緩慢で、散歩で通りがかるたび、河口でいろんな鳥を見かけるようになりました。先日は鴨の集団が、さかん…

なぎさ通りのユディトⅠ

鎌倉まで散歩した帰路、逗子駅からなぎさ通りを歩いていたら左手、居酒屋の軒先に作品です。いいえ、シャッター画ではなくその右手、黒い布に被われた案件です。包まれているのは信楽焼のたぬき。そう、まっぱで編み笠を被り少し首をかしげ、右手に徳利、左…