無煙化ヒールとの再会

ちょうど1年ほど前、名古屋から亀山に向かう関西本線に乗っていたら、左手に貨物列車が。先頭はDD51、しかも重連です！　自分的に昔は蒸気機関車を駆逐するヒール（悪役）な機関車でしたが、いつのまにか老いて風格すら得ていました。東海道本線沿線の静岡で生まれ育った自分は、昔から機関車に強くひかれます。今でもスカ線から見える新鶴見機関区にEF65とかが居ると、ちょっとうれしくなります。踏切で、たまに通過する貨物列車の先頭を見逃したりすると、ひどく損した気分になります。でも自分的アイドルはSLではなく電気機関車のEF58。かつて急行「桜島・高千穂」や、急行｢銀河｣を、懸命に牽いていました。ヘッドマークなんてなく全然チャラチャラしてなくて、とにかくシブかった！

　久しぶりにDD51に会い思い出したのは｢無煙化｣の文字。SLを駆逐することを当時、そう言い、それは国鉄の悲願でもありました。いまや、クルマが無煙化されつつありますね