あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

路地裏だより

 「路地裏の名店」が慣用句となり「路地裏、なのに名店」がいつしか「路地裏、イコール名店」に替わった感があります。まあ、地代の高い首都圏の表通りには利益率高めの店が居並ぶこととなり、ある程度の真理でもあるのですが。
 首都圏を離れひょんな路地裏を歩いていると、ここは夜寄ってみたいなあ、と思う店に出会うことがあります。ホルモン焼『松竹』もそうでした。人の気配はありませんが店先、七輪の上に置かれたアルマイト鍋からは一筋の湯気がおだやかに上がっています。少なくともここ十年は見ていなかった、昭和な景色。つい2週間程前の写真ですが、撮った自分でさえ、なんだかそうは思えません

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