あ ば ろ ん

瀧昌史どんぶらこっこすっこっこ旅日記

イタリアに向かう途中、スイスのどこか

長い長いドライブをやっと終えた深夜、日付けが変わってから宿につき、ルームキーを受け取り部屋へ。荷も解かずに、ちょっと横になったベッドでそのまま熟睡。翌朝、窓のカーテンを開け、驚きました。スイスからイタリアに向かう途中のどこかです。
 そこには鉄道模型的レイアウトの天然ジオラマが広がっていました。かなり好みの景観です。長い列車の行き来するのを眺めると高揚する我が身には、ご馳走のような眺め! 荷も解かず、朝からしばし見入ってしまいました

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電車が「黄泉行き」だったとは……


夕方乗った江ノ電が「黄泉行き」でした。江ノ電によると、現世と黄泉国の間に鎌倉駅があるそうです。見えない線路が鎌倉駅の先に伸びている感じでしょうか。自分的には前々から、極楽寺駅の前後あたりが怪しいと。現世と黄泉国を繋ぐポイントは、あのあたりで時々切り替わっている気がするのですが。
 映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」公開記念イベントの一環として、旧型車輌にのみヘッドマークが付いており、それにたまたま乗り合わせたようです。無事鎌倉駅で降りてから、気がつきました。乗り過ごさなくて、実によかった

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ブルーノ タウト&はろうきてぃだるま弁当

高崎駅の売店に、はろうきてぃだるま弁当がありました。だるまといえば、高崎市郊外の少林山達磨寺。毎年1月6、7日に開催されるだるま市は有名です。そのだるまをモチーフとして人気となっただるま弁当のスピンオフが、はろうきてぃだるま弁当です。
 少林山達磨寺には20世紀を代表する表現主義の建築家、ブルーノ タウト(Bruno Julius Florian Taut 1880-1938)が夫妻で戦前の二年三ヶ月を過ごした洗心亭があります。そこには「ICH LIEBE DIE JAPANISCHE KULTUR」(私は日本の文化を愛す)というタウトの言葉が、碑となり残っています。自分も日本の文化を愛するがゆえ、はろうきてぃだるま弁当を買いました! しかも土産にしたら好評でした

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ここはひとつ『不動モータース』に

石川県内を走っていて「えっ!」と思い、クルマを路肩に。歩いて戻ったらやはり看板には『不動モータース』とあります。不動さんという方が興した自動車整備工場、なのでしょうか。
 狩場から16号バイパスを東名高速 横浜町田ICに向かう途中、左手に『切詰自動車』という板金屋さんの看板があり、目にするたび心なごんでいたのですが『不動モータース』のインパクトも相当です。「どうも最近クルマの調子が悪い、ここはひとつ不動モータースにみてもらうか……」などと地元では、言われてたりするのでしょうか。旅先で心に沁み入る店名でした

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おおRZ!バランバンバンバッ

クルマを運転していて視界の左隅の何かに、強く呼び止められました。え? と思ってよくよくみればRZ250じゃないか! 37年前の8月5日に新車で買った、思い出のオートバイです。クルマを駐めて見に行けば、ショーウインドウに入っていたそのマシンのサイドカバーにはXSR900の文字が。ポップアップの但し書きによれば、タンクカバーとサイドカバーがレトロフィットなのだそうです。ふーむ。
 店は定休日のようで、ただただガラス越しに見つめるのみ。心のどこかにボゥッと火が灯った気がしました。イグニッションをONにして、キックを踏み込んだときのバランバンバンバッバッババランバッバッバッババッという排気音が、よみがえりました!

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メリークリスマス!ガタンゴトン

昔の寝台特急は、客車を牽引する機関車がヘッドマークを掲げていて「富士」とか「出雲」とか「はやぶさ」とか、じつにカッコ良かった。写真は信越本線横川駅の先にある、碓氷峠鉄道文化むら。そのなかで動態保存されている碓氷峠専用電気機関車 EF63です。ヘッドマークがわりにクリスマスリースを掲げ、運行中です。
 このEF63、日本で唯一、運転体験できる電気機関車です。3万円を払い学科教習を受けることが必要で、受講翌日から指導員同乗のうえ運転体験ができます。旧信越本線400m程を往復運転でき、所要時間は30分、料金は5千円とのこと。目の前を重々しく(108tもあるそうです)通過するのを眺めたいへん、そそられました

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こんにゃくフライ

まだまだ知らないことがあるものだなあ、と改めて思い知らされました。静岡市清水区を流れる興津川の上流にある、清水森林公園やすらぎの森のなかの売店で見つけました。こんにゃくのフライです。8ヶ 200円です。なんの但し書きもなく、地元の農産物やお菓子などを売る「笑味(えみ)の家」店先に置かれていました。きんつばや炊き込みご飯、やきそば、蕎麦、饅頭などの並びに、こんにゃくフライです。おかずなのか、おやつなのか、微妙です。傍らにはおでん鍋があって、どれでも1串 80円でした。
 そのこんにゃくフライを店先のテーブルで山を眺めつついただけば、はじめての味です。こんにゃくは味付きでした。ここは茶葉を急須に入れて湯を注げば、美味しいお茶が飲み放題で、さすが茶処です。かんじんの「おかずか、おやつか」は0-0のまま、食べ終えて5日が経った今でも延長戦を続けています。それほど微妙です

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Chevrolet Camaro Desert Runner

国道134号線三浦半島の先の方、地名で言えば三崎方面へ向かっていたとき、葉山の長者ヶ崎を過ぎ、佐島入口を過ぎた先、大楠山入口交差点でこのクルマを見かけました。Chevroletカマロ ベースのワンオフモデル『デザート ランナー』だそうです。ベースとなっているのは4th Camaroですね。ボディの流線型フォルムがリフトアップで、一層際立ってました。
 QUADRUPED(クワドロペット)というショップの、Used Car展示でした。割と好みです。

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総論イマイチ

本日をもって、ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」が終わります。今回の出展作品ベスト3は、横浜美術館にあった『僕らは鼻歌で待機する』風間サチコ、同じく『まるで胸に穴が開いたような、僕の知っている街、東京の夕暮れ』ミスター(写真↓ )、そして横浜赤レンガ倉庫1号館の『ザ・ビジターズ』ラグナル・キャルタンソン(Ragnar KJARTANSSON)でした。
 『‘Why Are We?’’ Project』スプツニ子!もよかった。でも総論としては、イマイチ!

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Cadillac Fleetwood Brougham!

1982年モデルのキャデラック フリートウッド ブロアム(Cadillac Fleetwood Brougham)にあったボンネット マスコットです。現行モデルにはない月桂樹飾りと、クラウン的な7ポイントまでトップに配した、堂々たるもの。
 モデル名にあるフリートウッドは、1909年に開業したペンシルバニア州フリートウッドのFleetwood Metal Body Companyに由来するもの。格式高い高級車であることを意味します。ブロアムは英国の政治家、Henry Broughamから。彼が愛用した馬車の、垂直に切り立ったリアガラスのデザインを踏襲しているからです。このモデル、オイルショックを受けエンジンは7リットルから4リットルにダウンサイジング、ボディも小型軽量化されましたが、それでもさすがキャデラック。マスコットが立派、キラキラです。'80年代当時、キャデラックからはたいへんユニークなシマロン(Cimarron)もリリースされていました。……その話はまた後日にしましょう、アディオス!

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356!


十日ほど前の週末、長野に向けて上信越道を下っていたら、ポルシェ356を何台か見かけました。生憎の雨でしたが、活き活き走り去る姿は眼福です。どうやら長野県下でインターメカニカのオーナー ミーティングがあった模様。
 そして昨日、開幕した東京モーターショー2017に行ったら、ポルシェブースに実にミントな356が。このショーのために、ポルシェミュージアムから空輸されて来たそうです。いいなあぁぁ!

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スクガラスは、スク硝子?

 スクガラス豆腐です。〝スク〟はアイゴの稚魚、〝ガラス〟は塩漬けのこと。もう三十年ほど前、那覇ではじめて見かけた時は、硝子瓶にあまりに綺麗にスクが詰められていてたので、スク硝子なのか? 民芸的な土産もの? と勘違いしました。
 夏の味がします。秋も暮れつつあるいま頃食べると、少々切ない塩味です

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中尊寺にて

関山 中尊寺岩手県西磐井郡平泉町)を歩いていたら、弁財天堂阿弥陀堂の間の細い路地の向こうに、気になる朱いものが。弁財天堂の池を左手に歩み寄ると、ダットラ(Datsun truck)の消防車でした。中尊寺特設消防隊とあります。1970年代の終わりにデビューした720系の4ドアダブルキャブ仕様ですね。
 このダットラ、1984年に公開された角川映画『メイン・テーマ』にも出演、森田芳光監督の青春ロードムービーに白いダットラが映えていました。松本隆作詞、南佳孝作曲で、主演の薬師丸ひろ子が歌った同名主題歌が良くて、たしかEPレコードを今でも持っています。それにしても中善寺ダットラの風合いはなかなかのもの。もはや御神輿に近づいており、参拝客にも人気です。その傍らで、火除けのダットラ御守りとか売ってたら、欲しいかも

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ウミネコとペタシ

いつものように材木座海岸を散歩していたら波打ち際の向こう、鯔(ぼら)でしょうかぴょんぴょん魚が飛んでいて、朝日をキラキラ跳ね返しています。それに心惹かれたのかウミネコがやってきて、波打ち際のこちらに着水。どうしたものか、と思案しているよう。その向こうにはサップ(Stand Up Paddleboard)が一艇。
 いつも思うのですが、このサップが沖を行くのを見かけると自分は谷岡ヤスジ先生のキャラクター、ペタシを思い出します。 ペタシ、ペタシの足音で登場する、腰巻をまとっただけの放浪の哲学者です

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ヘルメットを脱いで

二輪免許取得は1970年代後半で、当時すで最高速規制が40km/hを超える道路ではヘルメットの着用が義務化されていました。免許を取ったら停学、バイクに乗ったら退学というむさ苦しい高校に通っていた身としては、この規制は顔バレ対策にむしろ好都合。でもあの当時は、観光地で景色が良かったりすると、ヘルメットを腕にノーヘルで爽快感を味わうライダーも多かった。ばったり出くわしたパトカーにも、短くサイレンを鳴らされ「ヘルメット!」とマイクでがなられるくらいで済んでいたような。だから高校生の自分にとって、ツーリング先でヘルメットを脱いで走る時の爽快感、開放感には格別のものがありました。
 1980年代の終わりにミラノ郊外のモトグッチ(MOTO GUZZI)で広報車を借りてフィレンツェまでツーリング取材した際も、ノーヘルを注意されました。夕方の渋滞でカメラマンが乗った取材車とはぐれてしまい、旧市街の迷路にハマり、そのうち冷え込み妙にシールドが曇るのでヘルメットを腕にかけて走っていたら、アルノ川に架かるポンテ ヴェッキオ(Ponte Vecchio)橋入口で、バイクを降りようとしていた警官に遭遇。「そのヘルメット、被りなさい」と手振りで怒られました。ああ、助かった、と傍らにバイクを停めて事情を話すと、パスポートチェックの後、メモにあるホテルまで先導してくれました(もちろん、サイレンを鳴らしながら!)。別れ際、警官は「良いバイクだね」とニッコリ。走り去る彼が乗っていたのが、BMW(たぶんK75)だと気づき「そういうものか?」と思ったこと、妙によく覚えています

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